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夏の間犬を飼う上で注意しなければならない事とは?その2

前回は、夏の間犬を飼う上で注意しなければならない事について書きました。
今回も引き続きこの事について書こうと思います。
夏の間犬を飼う上で注意しなければならない事とは?
・散歩
日中の強い日差しを避け散歩時間を日の出近くや日没近くにずらす事は
良い事です。
しかし「日の光があまりに少ない」場合周囲の見通しが悪くなります。
その為事故に巻き込まれてしまう危険性が高まります。
この事態を避ける為に車や自転車の運転手から見え易い様に暗い色の服を
避けたり「人工灯がある」場所を選んで歩いたり犬に反射板を取り付けたり
という配慮が必要です。
・水難事故
夏は水泳や海水浴を楽しむ季節です。
犬は水遊びを好みます。
しかし好き勝手に遊ばせておけば良いという訳ではありません。
以下は夏に多い水難事故のパターンです。
◊犬が溺れる
「足がつかない」くらい深い水に入った犬は本能的に犬かき(doggy paddle)を
行い「足が付く」場所まで自力で泳ぎ付けます。
しかし川や海等「水流がある」場所で犬は犬搔きを上手く出来ません。
流れに押し流されてそのまま溺れてしまう事があります。
その為犬に水浴びをさせる時は「水流がない」場所を選ぶ様にしましょう。
また子供用プールで遊ばせる時は、必ず監督して下さい。
犬を水場で遊ばせる時は「足がつく」くらいの深さの場所で犬を遊ばせて下さい。
◊水中毒
2017年8月にアメリカ・カリフォルニア州にある湖で投げ入れられた棒を取ってくる
フェッチ(取ってこい)をしていた犬のハンツが突如として死んでしまいました。
死因は大量の水を飲み込みんだ事による低ナトリウム血症(水中毒)でした。
「棒を取ろうとして口を開けた時に大量の水が入った」と当時は推測されていました。
因みに海においてこれをやると水中毒の他に塩水を飲み込む事で急性食塩中毒に陥る
危険があります。
◊藻中毒
「水の中で繁殖した藻が時として犬の命を奪ってしまう」事があります。
「2015年6月にアメリカのミネソタ州で藻が生い茂った水を摂取した犬が死亡する」
という事故がありました。
ミネソタ汚染管制局(MPCA)によると「藻が原因と考えられる」犬の死亡例は今回の他に
2014年に3件あった様です。
藍藻の中にプロトテカと呼ばれる有毒種があります。
日本における報告例は数える程しかありません。
抹茶の様な色をした水に犬を近付けない様にする事が大切です。
外観だけから有害な藻と無害な藻を見分ける事は困難です。
◊砂の誤食
以下は、砂の誤食の例です。
2013年にフロリダ州に暮らすドーベルマンのサディが突然の食欲不振と吐き気に
見舞われました。
心配した飼い主がサディを動物病院へ連れて行きました。
そしたら胃袋の中から大量の砂が見つかったそうです。
前日にビーチで棒を使った取ってこい遊びをした際砂を一緒に飲み込んでしまった
可能性が高い様です。
また2015年にオーストラリアで人気の子供用おもちゃであるキネティックサンドを
大量に飲み込んでしまった犬の症例が報告されています。
皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?
次回も引き続き夏の間犬を飼う上で注意しなければならない事について書こうと思います。