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ノーキルポリシーのデメリットとは?

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前回は、ノーキルポリシーのメリットについて書きました。

今回は、ノーキルポリシーのデメリットについて

書こうと思います。

 

ノーキルポリシーのデメリットとは?

ノーキルポリシーのデメリットは、何だと思いますか?

ノーキルポリシーの主なデメリットは、以下です。

 

・ノーキルポリシー詐欺が起きる
「ノーキルポリシーを標榜(ひょうぼう)して支援を受けておきながら実際は動物を

殺していた。」という実例があります。

「ACCは健全な犬猫に虚偽の診断名を与えて殺している」というスキャンダルが、

2010年12月にABCニュースによってすっぱ抜かれました。
ACC(Animal Care and Control)は1995年にニューヨークのASPCA(The

American Society for the Prevention of Cruelty to Animals・アメリカ動物

虐待防止協会)から市営のシェルターシステムを引き継ぐ形で誕生した非営利団体です。

この団体は、ノーキルポリシーを謳(うた)って基金から補助金を受け取りつつ

収容した犬猫の口減らしをするという一石二鳥狙い健康な犬猫に虚偽の診断を与えて

安楽死処分するという不正を行っていました。

 

・モラルの崩壊
ノーキルポリシーを標榜しておきながらその低いモラルから全く基本ルールを

守らないという実例があります。

例えばKern County shelterは2004年に飼育放棄された猫を保護せずに

安楽死処分にしていた疑いで訴えられています。

 

・引き取る動物の線引きが曖昧である。
「その動物が健全である」と「その動物が不健全である」事を区別する際の

ガイドラインとしてアシロマ協定が有名です。
しかしその内容は「適切なケアを施したとしてヘルシーになる可能性がない」動物を

安楽死させるという具合にかなり曖昧です。

その為解釈の違いが生まれ易い物になっています。
その結果「施設によって命の境界線が全然違う!」という事態が起こる可能性を

秘めています。

 

・受け入れ制限をしなければならない時が来る
保護施設のスペース等は限られています。
そうした制約の中で運営しようとすると時として動物の引取りを断らざるを

得ない状況が発生します。

これを間接的に動物を見殺しにしているじゃないか!として難癖をつける事は可能でしょう。

 

・アニマルホーディングの危険性が高まる
「施設が持つスペース等様々な制約を度外視してノーリミットで動物達を受け入れてしまった」

場合それはアニマルホーディングになってしまいます。
アニマルホーディングは、動物の福祉を無視して動物を大量飼育する事です。
また、一般市民の中に紛れている病的なアニマルホーダーが「うちはノーキルシェルターです!」

という具合にノーキルを隠れ蓑として利用してしまうでしょう。
いずれにしてもこれらは、動物に対する必要最小限の世話すら出来ないニグレクトという形の

虐待に繋がります。

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

次回は、ノーキルポリシーの浸透による日本行政の変化について書こうと思います。



 

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