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帰宅予知能力に関する研究とは?

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前回と前々回は、「犬がどの様に飼い主の帰宅予知を

しているか?」という事に関して書きました。

今回は、帰宅予知能力に関する研究について書こうと

思います。

 

帰宅予知能力に関する研究とは?

シェルドレイク氏は、犬の帰宅予知能力を科学的に検証する際の元データとして協力者を募り

犬の行動日誌を収集しました。

行動日誌の内容はおおむね以下です。

・「動物が予期反応を示した」と思われる日付けと時間
・「帰宅者が家路に着いた」時間
・「帰宅者が出かけた」場所
・「帰宅者が家を空けた」時間
・「帰宅者が帰宅した」時間
・「帰宅者が帰宅した」方法

 

シェルドレイク氏は、この様な内容の記録を協力者に取って貰いデータを収集した所ほとんどの

ケースで「飼い主が帰宅する」10分以上前に「犬が反応した」という傾向を見つけました。

この結果は、「犬は五感から飼い主の帰宅のヒントを得ている」のではなく「飼い主が帰宅を

意識した」瞬間に「テレパシーが伝わる」という仮説を補強する物でした。
シェルドレイク氏の実験に協力した被験者の中でパメラ・スマートさんと飼い犬ジェイティーは、

もっとも如実にテレパシー能力を発揮しました。

 

1994年5月~1995年2月に渡るパメラさんの報告によると100回中85回という高い割合で

ジェイティーは不規則に帰宅するパメラさんの帰宅時間を10分以上前に予知した様です。

 

調べてみると「ジェイティーがいつもパメラさんを待つ定位置であるフランス窓へ移動する」

時は、「彼女が家路についた」瞬間と符号した様です。

 

その距離は、平均すると6キロ以上離れていた様です。

遠い場合は、60キロ離れていた様です。

 

「パメラさんの住居は騒音のある地域である」事や「車の交通量が多い」という理由で

「音やにおいを手がかりに主人の帰宅を予知していた」と考える事は無理でした。

 

また「パメラさんがいつもと違う乗り物を使って帰宅した」時にジェイティーは正確に彼女の

帰宅を予知した様です。

 

更に「彼女の帰宅時間が分かっている」家族の感情の変化を読み取ったという可能性を

排除する為に無作為に選んだ時間に帰宅するという実験を行った所それでもやはりジェイティーは

飼い主の帰宅を予知した様です。

 

1994年11月にシェルドレイク氏は、オーストリアのテレビ局から依頼を受けて犬の行動を

ビデオに録画して帰宅予知能力の真偽を検討するという企画に参加します。
被験者となった飼い主と飼い犬は、上記事例で特筆すべき予知能力を見せたジェイティーと

その飼い主のパメラさんです。
実験は、無作為に選んだ時間をパメラさんに告げて帰宅して貰うという物でした。
「ランダムに選んだはずのその帰宅時間にまるでジェイティーが同調するかの様に反応する」姿が
撮影されました。
ビデオを検証した結果「ジェイティーが行動を起こす」時は「パメラさんが帰りの車に乗り込む」
瞬間ではなく「彼女が帰ろうと意識した」瞬間に符合する事が判明します。
テレビの企画から1年後の1995年にニューヨークのライフブリッジ財団から研究助成金を受けた

シェルドレイク氏は、同年5月から翌1996年7月にかけてパメラさんとジェイティーの行動を

100本以上のビデオテープに収めました。

 

「彼がテープを検証した」結果彼は、以下の様な結論を得ます。

・ジェイティーは「パメラさんが戻ろうと意識した」瞬間に待ち始める
・「パメラさんが家路についている」間ジェイティーは、お決まりの場所に座って待つ
・「こうした現象がたまたま起こった」とすると「その確率は100万分の1である」為統計学的に
偶然として説明する事は無理である

 

さらに疑似科学を糾弾する情報誌であるスケプティカル・インクワイアで編集顧問を務める

リチャード・ワイズマン博士が、自ら先陣を切って同様の実験を行った所やはり「同じ結果が

出た」様です。

つまりリチャード氏は、「犬は自分と飼い主の空間的な距離に関わらず「飼い主が帰ろうと

意識した」瞬間を何らかの形で認識している」という事を期せずして証明してしまった様です。

 

皆さんは、この研究内容と結果をどう思いますか?

次回は、「犬は飼い主と遠く離れている飼い主の居場所を分かるの?」

という事について書こうと思います。



 

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