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犬アレルギーを起こしにくい犬種は?長期的ストレスを知る方法は?

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前回は、犬の被毛について色々書きました。

今回は、犬の被毛に関連して「犬アレルギーを

起こしにくい犬種があるって本当?」等について

書こうと思います。

 

犬アレルギーを起こしにくい犬種があるって本当?

犬の毛の成長サイクルは、犬種や生活環境によって大きく変化します。

 

近年アレルギーを起こしにくい犬種(Hypoallergenic dogs)なる物が

話題を集めています。

 

その犬種としてプードルとテリア種のミックス犬が有名です。

 

その理由としてほとんど脱毛しないという事があげられています。

 

しかし犬アレルギーの原因は、抜け落ちた毛というより犬の唾液(だえき)や

フケ等です。

 

「犬アレルギーを起こしにくい犬種がいる」は、正確に表現すると

「抜け毛が少ない」事で「アレルギーが起こりにくい」ではなく

「唾液やフケを媒介する抜け毛が少ない」事で「アレルギーが起こりにくい」となります。

「品種改良によって抜け毛が少ない」犬はいるかもしれません。

 

唾液やフケをまったくもたない犬は存在しません。

これにより必然的に「絶対に犬アレルギーが起こらない」犬はまだいません。

 

犬の長期的ストレスはどうすれば分かるの?

スウェーデン・リンシェーピング大学の研究チームが、59頭のジャーマンシェパードから

1月・5月・9月というタイミングで被毛を採取して中に含まれるストレスホルモンの一種

コルチゾールのレベルを計測しました。

 

結果ペット犬や作業犬よりIPOと呼ばれる競技会に出場する競技犬の方が高い値を記録しました。

その傾向は5月や9月よりも1月において強く現れました。

 

またこのチームは、飼い主に対するアンケートから犬の性格を分類するC-BARQという調査を行いました。

 

この調査でストレスの度合いは、見知らぬ人に対する攻撃性という項目と正の相関にありました。

更にこの調査において「犬と頻繁に遊んだり犬のしつけにおもちゃやおやつといったご褒美を用いている

飼い主において犬のストレスレベルが低下する」傾向が見られました。
こうした知見から研究チームは、「犬の被毛は長期的なストレスレベルを推し量る際の重要な指標になりうる」

という結論に至りました。

 

また研究チームは、「犬のストレスを低く抑える為に飼い主が頻繁に犬と交流してご褒美ベースのしつけ方を

実践する」事をすべきだと言っています。

 

ストレスの指標となるコルチゾールは血液や唾液から調査する事を一般的とします。

 

しかしこの方法では、数分から数時間単位という急性ストレスのレベルしか分かりません。

今回行われた被毛を用いたコルチゾール測定は、急性ストレスのレベルを分からない代わりに数ヶ月単位の

長期的なコルチゾールレベルを分かるいう特徴を持っています。

 

研究チームによると採取した被毛は胸元の毛でも首筋の毛でも上毛でも下毛でも同じ様なコルチゾールのレベル

変動パターンを見せた様です。

 

また人間においてうつ病等人生におけるショッキングな経験といった長期的なストレスに伴い頭髪中の

コルチゾールレベルが変動する様です。

 

犬の長期ストレスを推し量る際の指標として被毛はかなり有望と考えられます。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回は、犬の気持ちを読み取る際の基礎知識について書こうと思います。



 

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