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攻撃行動とカーミングシグナルの関係は?特徴と役割は?

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前回は、犬の態度等に表れる犬の感情や

カーミングシグナルに関する実験について書きました。

今回も引き続きカーミングシグナルに関する実験等について

書こうと思います。

 

攻撃行動とカーミングシグナルの関係は?

研究チームは、最後に犬同士の交流で観察された行動の内「カーミングシグナルの受け手が

見せた」合計109回の攻撃行動(うなる等)に着目し「送り手が出した」カーミングシグナルと

「受け手が示した」攻撃行動の関連性を2009年にケンダルによって考案された攻撃性の度合い

指標を用いて調べました。

 

それによって研究チームは、以下の様な傾向を導き出しました。

 

・攻撃行動の62%は見知らぬ犬に対してだった。

・攻撃行動の38%は顔見知りの犬に対してだった。
・「送り手からカーミングシグナルが出された」後に攻撃行動は示されなかった
・「攻撃行動の後で送り手が少なくとも1つのカーミングシグナルを出した」確率は67%だった。
・「送り手がカーミングシグナルを出す」頻度は攻撃行動の前<攻撃行動の後だった。
・犬は53.7%の確率で顔見知りの犬に対して攻撃行動を示した。
・犬は見知らぬ犬から攻撃行動を示された後にカーミングシグナルを75.0%確率で出した。
・「攻撃行動の後で送り手がカーミングシグナルを出した」後に79.4%の確率で攻撃性の減少が

 見られた
・「カーミングシグナルが出された」後に攻撃行動の度合いは5.5%の確率で増加して15.1%の

 確率でそのままだった。

 

カーミングシグナルの役割は?

「顔見知りの犬よりも見知らぬ犬に対してカーミングシグナルを多く見せた」

という事実からカーミングシグナルは、「相手の反応が予測出来ない」様な

場面における不安を解消する為に出されていると推測されます。

この場合は、相手の犬ではなく自分の心を落ち着かせるという意味での

カーミングシグナルです。

特に顔を背けたり鼻を舐めたりフリーズしたり体を縮ませたり前足を上げたり

という行動は、犬のストレスサインという解釈の仕方をして良いでしょう。

 

前回の記事で書いた「交流なしより遠い交流また遠い交流より近い交流において

カーミングシグナルの出現率が高まった」という事実からカーミングシグナルは、

「相手が自分の姿を認識している」という「自覚がある」時にだけ発せられる

視覚的なサインの一種だと考えられます。

これは、人間界で例えるとジェスチャーです。

 

また前回の記事で書いた「送り手からカーミングシグナルが出された」後に

「攻撃行動は示され無かった」という事実や「攻撃行動の後で送り手が

カーミングシグナルを出した」後に「およそ8割のケースで攻撃性の減少が見られた」

という事実から「相手の犬が何らかの攻撃性を示している」時のカーミングシグナルは、

相手の犬の荒ぶった心をなだめるという意味を持っていると推測されます。

 

これらの特徴をまとめるとカーミングシグナルの役割は以下の様になります。

 

・カーミングシグナルは犬の世界におけるジェスチャーである。
・見知らぬ犬等と接した時に犬は自分の心を落ち着かせる為にカーミングシグナルを出す。
・攻撃的な犬等と接した時に犬は相手の攻撃性を緩める為にカーミングシグナルを出す。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きカーミングシグナルについて書こうと思います。

 

中部地方の銘柄鶏の記事をご紹介します。

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