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競争犬 闘犬 セラピードッグはどんな仕事をしているの?

読了までの目安時間:約 5分


前回は、犬の習性を活かした仕事として牧畜犬と猟犬を

紹介しました。

今回は、犬の習性を活かした仕事として競争犬等について

書こうと思います。

 

競争犬 闘犬 セラピードッグはどんな仕事をしているの?

・競争犬

競争犬は、ドッグレースにおいて賭けの対象となって走る犬です。

これは、競馬で言うと競走馬に相当します。
犬を走らせる際は、通称おとり(Lure)と呼ばれる疑似獲物を

コースに合わせて高速で動かします。

そしてこの「おとり」を捕まえようとして犬は走ります。

この様に競争犬は、動く物を追い掛けて捕らえようとする犬の習性を利用した

仕事と言えます。
しかし日本において公営ギャンブルとして競犬は認められていません。

従って民間のドッグパーク等で余興として犬のカケッコが見られるくらいです。

しかしイギリス等の海外において競争犬が、ギャンブルとして運営されています。

競争犬として使用される犬種はグレイハウンドやウィペット等です。

しかし競争犬はお金を稼ぐ為の単なる道具に成り下がる傾向にあります。

結果としてレースに勝てない弱い犬や引退した犬は、 用無しとして殺処分の

対象になっている様です。

 

・闘犬

闘犬は、娯楽や賭け事の為に他の犬と戦う犬です。

これは、テリトリーに入ってきた外敵を攻撃するという犬の習性を利用した犬の

仕事と言えます。
娯楽の少なかった19世紀以前に闘犬のみならず犬と牛を戦わせるBull Baitingや

犬と熊を戦わせるBear Baiting等が余興として行われていました。

またかつて日本において高知県と秋田県で闘犬が盛んでした。

しかし明治時代に秋田県において闘犬が禁止されました。

これにより現在高知県でのみ闘犬が行われています。

因みに現在動物愛護の観点からほとんどの国で闘犬が禁止されています。

高知県の闘犬において用いられる犬種は、マスティフの血を引く土佐犬です。

因みに「闘犬は公営ギャンブルとして認められていない」為に人間の行う格闘技興行の様に

観客から徴収する入場料が主な収入源となっています。

基本的に殺し合うまで戦い続ける事はありません。

お互いに牙を立てて噛み合うので闘犬は、当然流血戦となります。

因みにアメリカにおいて闘犬は禁止されています。

しかしアメリカで人目を忍んでギャンブルとして闘犬が行われています。

「犬の所有者が対戦者に謝る」まで等ルールは色々あります。

 

・セラピードッグ

セラピードッグは、病院等を訪問して入院している人の心に安らぎを与える犬です。

セラピードッグは、犬種の指定をされて無い為に捨て犬か飼い犬や小型犬か大型犬

に関わらずセラピードッグになれます。

因みにセラピードッグになろうとする犬は病院等における振る舞い等セラピードッグとして必要な

事における数10の試験をクリアしなければなりません。

海外でセラピードッグは、AAT(Animal Assisted Therapy/動物介在療法)として50年近い

歴史があります。

例えば「犬と触れ合う事で血圧が下がる」事や「リラックスした時に出る脳波(アルファ波)が

犬と触れ合う事で出る」事が分かっています。

また認知症に対する悪化予防効果や自閉症の治療効果等が、現在科学的に検証されています。

因みに日本におけるセラピードッグの認知度はまだ低いです。

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

次回は、犬の不思議な能力について書こうと思います。

 

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断耳の目的は?断耳される犬種は?

読了までの目安時間:約 4分


 

 

皆さんは、耳の無い犬を良く見掛けると思います。
しかし犬は、本来耳を持っています。
「人間が断耳(だんじ)をする」事で耳の無い犬が
生まれます。
今日は、そんな断耳の事について色々書こうと思います。

断耳の目的は?

断耳の目的は、過去と現在で違います。

過去の断耳の目的は、「狩猟犬や牧畜犬と熊や狼等の外敵が争った」時に「犬が噛み付かれて

致命傷を負わない様にする」事でした。

また「犬同士が争う」見世物である闘犬用の犬や「犬と熊が戦う」見世物である

ベア・ベイティング用の犬や「犬と牛が戦う」見世物であるブル・ベイティング用の犬等は、

同じ理由で断耳の対象となっていました。

当時の断耳は、6週齢くらいの子犬によく研いだ刃物でキツネの様に先のとがった形状に

したりクマの様に丸みを帯びた形状に整形したりして行いました。

あるいは、生まれたての頃に耳を手でねじり切るという荒っぽい方法もありました。

この場合頭部に耳がまったく残りませんでした。

耳の穴がじかに観察出来る様な状態になりました。
因みに断耳は、1678年にフランスのジャン・ド・ラ・フォンテーンによって著された

Fablesの中において文献に登場しました。

なので歴史の古さがうかがえます。

現在の断耳の目的は、犬を犬種標準に合わせる事です。

現在でも犬種によっては、惰性的(だせいてき)に断耳を行います。

一部の人は、断耳する事で感染症を予防したり犬の聴覚を高めると主張しています。

しかしこの主張に明確な統計や医学的な根拠はありません。

また一部のブリーダーは「断尾や断耳はその犬種の完全性と美しさを実現する為に

必要である」という考え方を信奉しています。

しかし2016年に行われた調査で「断耳した犬が高い攻撃性と支配性を持ち遊び好きでなく

魅力に乏しい」と評価される可能性が、高いと指摘されました。

またこの調査で「断尾や断耳を施された犬の飼い主は攻撃的で人としての温かみを持っておらず

ナルシストである」と評価される傾向がありました。

つまり完全性や美しさの為に行っているはずの断耳手術が、逆に犬の魅力を引き下げています。

断耳される犬種は?

断耳される犬種は次の通りです。

・ミニチュアシュナウザー(Miniature Schnauzer)

・スタンダードシュナウザー(Standard Schnauzer)

・ジャイアントシュナウザー(Giant Schnauzer)

・ミニチュアピンシャー(Miniature Pinscher)

・ドーベルマン(Doberman)

・グレートデーン(Great Dane)

・ボクサー(Boxer)

・ブービエデフランダース(Bouvier Des Flandres)

・アーフェンピンシャー(Affenpinscher)

・マンチェスターテリア(Manchester Terrier)

・ボストンテリア(Boston Terrier)

・ブリュッセルグリフォン(Brussels Griffon)

・ナポリタンマスティフ(Neapolitan Mastiff)

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事の内容について初めて知りました。

次回も断耳についてもう少し詳しく書こうと思います。

 

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