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狼爪(ろうそう)切除に対する各国の対応は?

読了までの目安時間:約 4分


 

 

 

前回は、狼爪(ろうそう)切除の目的等について書きました。

今回は、狼爪切除に対する各国の対応について書こうと

思います。

狼爪切除に対する各国の対応は?

♦ヨーロッパ

ヨーロッパにおいてペット動物の保護に関する欧州協定

(The European Convention for the Protection of Pet Animals)が

あります。

それに以下の様な記述があります。

 

単にペットの外見を変えるだけで治療的な目的を持たない様な外科手術は

禁止されるべきである。

特に断尾や断耳や声帯切除や猫爪の切除や牙の抜歯は禁止されるべきである。
「これらの禁止事項に例外がある」とすれば、医学的な理由や当該ペット動物の

利益を考慮して「獣医が手術を必要と認めた」時及び繁殖制限する時のみに限る。

「動物が多大なる苦痛を味わう」様な手術を行う際は、獣医本人もしくは

獣医立会いの下麻酔をかけて行わなければならない。

麻酔を必要としない手術は、国家資格を有する者のみ行える。

 

この様に狼切除に関する記述は、この協定にありません。

 

更に「動物福祉に関する法律が整っている」イギリス国内においてさえ条件付で

狼爪切除が容認されています。

 

たとえばイギリスにおいて獣医師を育成するRCVS(Royal College of

Veterinary Surgeons)のアドバイスノートによると以下の様な記述が見られます。

 

・Veterinary Surgeons Act 1966(獣外科法1966)
「子犬の目が開く」前であれば18歳以上の国民は、誰でも狼爪切除してよい。

ただし「子犬の目が開いた」後は、獣医師によって狼爪切除を行われなければならない。

 

・Animal Welfare Act 2006(動物福祉法2006)
「子犬の目が開く」前であれば、麻酔をかけずに狼爪切除を出来る。

ただし「子犬の目が開いた」後は、麻酔をかけて狼爪切除を行わなければならない。

 

アメリカ

狼爪切除を容認するアメリカンケンネルクラブとそれに反対するHSVMAと態度を

保留しているAVMAという図式があります。

なので徐々に狼爪切除は、禁止の方向に向かっています。

しかし具体的に明文化された法律は今の所アメリカ国内にありません。

 

日本

日本の狼爪切除に対する対応は、断尾や断耳に対する対応と同じです。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事作成を通して狼爪切除に対する各国の対応について学べて勉強になりました。

次回は、犬歯切断の目的等について書こうと思います。

 

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トイプードル

狼爪(ろうそう)って何?切除対象の犬種や目的は?

読了までの目安時間:約 3分


皆さんは、狼爪(ろうそう)について知っていますか?

狼爪は、犬の足に痕跡的についていて犬の前足及び

後足の内側に生えていて地面と接触しない指第一指(親指)

の事です。

一般的に前足の狼爪は、骨格と筋肉または神経や血管等を

有する他の指と同様の構造をしています。

後足の狼爪は、骨格を持たず何らかの結合組織で

ぶら下がっているだけの状態です。

更に狼爪は、ボクサーの後足の様に犬種によって退化して

生まれ付き無い場合すらあります。

今回は、そんな狼爪の切除について書こうと思います。

狼爪切除の目的は?

狼爪切除の目的は、医学的な目的と美容目的の2種類です。

 

・医学的な目的とは?

 狼爪は、放置しておくと伸びた爪で体の一部を引っかいたり

 爪を絨毯等に引っ掛けて裂けてしまいます。

 そうすると犬が、怪我をしてしまいます。

 そして「犬が成長してからこういう怪我を負う」場合

 治るまでに長い期間がかかり犬に無用な苦痛を与えてしまいます。

 なので「犬が狼爪に怪我を負わない様に子犬の頃にあらかじめ

 狼爪を切除する」事が医学的な目的です。

 

・美容目的とは?

狼爪切除の美容目的は、犬の容姿を犬種標準(スタンダード)に合わせる事です。

狼爪切除すべき犬種とすべきでない犬種とどちらでも良い犬種は?

♦狼爪切除すべき犬種

パグ・ボーダーコリー・ミニチュアダックスフント・ジャーマンシェパード・

シベリアンハスキー・シェットランドシープドッグ・ヨークシャーテリア・

ミニチュアピンシャー・ウェルシュコーギーペンブローク・ウェルシュコーギーカーディガン

 

♦狼爪切除すべきでない犬種

ブリアード・グレートピレニーズ

 

♦狼爪切除してもしなくても良い犬種

トイプードル・パピヨン・ポメラニアン・チワワ・フレンチブルドッグ・ゴールデンレトリバー・

狆(ちん)・柴犬・シーズー・ウエストハイランドホワイトテリア・ダルメシアン・

イタリアングレーハウンド

狼爪切除はどの様に行われるの?

犬の狼爪切除は、一般的に生後2~5日の子犬に対して麻酔なしで行われます。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事の内容を初めて知りました。

次回は、狼爪切除に対する各国の対応について書こうと思います。

 

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トイプードル

整形手術って犬もするの?犬の整形手術の賛否意見は?

読了までの目安時間:約 6分


 

 

皆さんは、「犬の整形手術に何があるか?」知っていますか?

今回は、「犬の整形手術に何があるか?」とその賛否意見

について書こうと思います。

犬の整形手術に何があるの?

犬の整形手術に断尾(だんび)や断耳(だんじ)や声帯切除や

狼爪(ろうそう)切除や犬歯(いぬば)切断が、あります。

断尾は、犬のしっぽを根元もしくは中間部から切り落として短くする事です。

断耳は、犬の耳を大部分にわたって切除する事です。

狼爪切除は、犬の前足及び後足の内側に生えている地面と接触しない指である

狼爪を切り落とす事です。

一般的に前足の狼爪は、骨格と筋肉や神経や血管等を有する他の指と

同様の構造をしています。

また一般的に後足の狼爪は、骨格を持たず何らかの結合組織で

ぶら下がっているだけの状態だったり犬種によって退化して

生まれ付き無かったりします。

犬歯切断は、犬に生えている上下2本ずつ計4本ある牙である犬歯の先端を

切り取る事です。

 

犬の整形手術に賛成する人と反対する人の意見は?

「犬は未熟な状態で生まれると痛みを感じない」という観点での意見は

次の通りです。

 

・犬の整形手術に賛成する人の意見

犬は、晩成性(ばんせいせい, altricial)という「母親がいなければ

生きていけない」様な非常に未熟な状態で生まれる動物です。

こうした晩成性の動物の神経系統は未熟な状態です。

だから生後数日間は痛みを感じません。

なので犬の整形手術は、して大丈夫です。

 

・犬の整形手術に反対する人の意見

晩成性動物の神経系統は、未熟です。

しかしそれは、「神経線維を包み刺激の伝達を早めるミエリン(髄鞘,ずいしょう)

と呼ばれる構造が不完全である」というだけです。

それにより刺激の伝達は遅いです。

しかし痛み自体は脳に伝わっています。

逆に成犬に備わっている痛み抑制系の神経作用が子犬にありません。

なので子犬は成犬より強い痛みを感じている可能性すらあります。
もし「晩成性動物が痛みを感じない」のであれば子犬と同じ様に未熟な状態で

生まれる人間の赤ん坊は、痛みを感じないはずです。

しかし実際に「赤ん坊が痛みを感じない」等という事実はありません。

新生児はわずかな刺激に対しても痛みのリアクションを示します。

なので犬の整形手術は、してはなりません。

 

「整形手術して無反応な子犬は無感覚である」という観点での意見は次の通りです。

 

・犬の整形手術に賛成する人の意見

整形手術して全く無反応な子犬がいます。

そしてキャーキャー泣かない子や寝ている間に断尾したら目を

覚まさない子がいます。

これは、「子犬は痛みを感じていない」証拠です。

なので犬の整形手術は、して大丈夫です。

 

・犬の整形手術に反対する人の意見

動物は、えてしてストイックな側面を持っていて痛みを極限まで我慢します。

これは、泣き叫んだり怪我をしている姿を外敵に見られると捕食されてしまう

かもしれないという危険性を本能的に察知しているからです。

なので「断尾に対して子犬がリアクションを見せない」事は、「必ずしも子犬が

痛みを感じていない」事を意味していません。
断尾されたドーベルマンやロットワイラーやブービエデフランダースの子犬50匹による

観察で断尾後の反復的金切り声やそわそわした動きや長時間のくんくんという泣き声が

観察されました。

これらは、生後間もない子犬といえども痛みを感じているという証拠です。

なので犬の整形手術は、してはなりません。

 

「整形手術後すぐにお乳を吸う子犬は無痛の証拠である」という観点での意見は次の通りです。

 

・犬の整形手術に賛成する人の意見

子犬を断尾した後に母犬に戻すと子犬は、何事もなかったかの様に

すぐお乳を吸い始める。

これは、「自分のしっぽが切られた」事をすっかり忘れ去っているみたいです。

これは、「子犬が痛みを感じていない」証拠です。

なので犬の整形手術は、して大丈夫です。

 

・犬の整形手術に反対する人の意見

「断尾後に子犬が母犬のお乳を吸う」理由は、痛みを緩和する為です。

お乳を吸うと脳内からエンドルフィンという痛みを緩和する脳内物質が放出されます。

「断尾後子犬が母犬のお乳を吸う」理由は、「子犬が痛みを忘れた」からではなく

あくまでも「子犬が痛みをやわらげたい」からです。

なので犬の整形手術は、してはなりません。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、声帯切除を知っているもののそれ以外を知りませんでした。

私は、犬の整形手術に関する賛否意見について初めて知り犬の整形手術の賛否について

考えさせられました。

皆さんもこの記事を参考にして犬の整形手術について考えてみて下さい。

次回は、犬の整形手術の中の断尾について詳しく書こうと思います。

 

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