yuki

災害救助犬とは?災害救助犬の犬種別の頭数は?

読了までの目安時間:約 5分


前回は、嗅覚を使った犬の仕事として

警備犬等について書きました。

今回は、嗅覚を使った犬の仕事として

災害救助犬について書こうと思います。

 

災害救助犬とは?

災害救助犬は、災害に遭遇して

苦境にある人を助ける様に訓練された

犬の事です。

 

災害救助犬は、全国20ヶ所にある

JKC(ジャパンケンネルクラブ)公認

災害救助犬育成訓練所で訓練を受けて

試験を受けて合格すると晴れてJKC公認の

災害救助犬として認定されるという流れです。
災害救助犬の種類は、次の通りです。
・地震救助犬
地震救助犬は地震等による家屋崩壊現場で

被災者を捜索します。
・山岳救助犬
山岳救助犬は山での遭難者や行方不明者を

捜索します。
・水難救助犬
水難救助犬は海や湖で遭難者救助にあたります。

 

災害救助犬は、大体8歳ぐらいで仕事を引退します。

 

災害救助犬の育成は、全国30カ所のJKC公認災害

救助犬育成訓練所で行われています。

訓練期間は、犬種や犬自身の性格により異なります。

しかしまずは、基本的な訓練をおよそ6カ月間行います。

この期間は、瓦礫や騒音等に接する機会を設けて

慣れさせると共に災害救助犬としての適性を見ます。

適性ありと認められた犬は、更に1年から1年半の

実践的な訓練を行いその素質を伸ばしていきます。

災害救助犬としての訓練は、かくれんぼからスタート

します。

「立ち木やフェンス等の向こう側に人が隠れた」後に

「犬がそれを見つけ出す」等最初は、簡単な物です。

しかし訓練は、徐々に難易度を上げて最終的に「ビルや

家屋の倒壊現場を想定した模擬災害現場に人が隠れた」後に

「犬がそれを捜し出す」訓練を行う様になります。

こうして育成の完了した犬は認定試験にチャレンジします。

この試験で認定レベルをクリアした犬だけが、JKC災害

救助犬として認定を受けられます。

この試験は毎年5回~7回行われています。

合格率は、約30%となっています。

 

1996年2月に実施された第1回認定試験以来今日までの

認定犬総数は816頭になります。

なお死亡・病気等の理由による認定返上があっています。

なので現在出動可能な認定犬頭数は174頭となっています。

認定犬の多くは、警察犬や盲導犬でお馴染みの

ジャーマン・シェパード・ドッグやラブラドール・

レトリーバー等の大型犬種です。
またこれら認定犬の作業能力と日頃の訓練状況を

確認する為に毎年9月「認定犬だけが出場出来る」競技大会が

開催されます。

 

災害救助犬の犬種別の頭数は?

 

災害救助犬の犬種別の頭数を紹介します。

 

認定犬 犬種別一覧

2017年4月1日現在
犬種 出動可能な認定犬頭数
合計 174頭
ラブラドール・レトリーバー 64
ジャーマン・シェパード・ドッグ 58
交雑犬・未登録犬 12
ボーダー・コリー 7
ゴールデン・レトリーバー 6
フラットコーテッド・レトリーバー 3
ジャック・ラッセル・テリア 3
ミニチュア・ダックスフンド 3
トイ・プードル 2
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ 2
ブリタニー・スパニエル 2
ミニチュア・シュナウザー 2
ボーダー・テリア 2
アメリカン・コッカー・スパニエル 1
シェットランド・シープドッグ 1
パピヨン 1
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク 1
エアデール・テリア 1
ミニチュア・プードル 1
コーイケルホンディエ 1
チワワ 1

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事作成を通して災害救助犬について

色々知れて良かったです。

次回は、シロアリ探知犬について書こうと思います。

 

タグ :                   

トイプードル

犬の嗅覚を生かした仕事は?

読了までの目安時間:約 4分


 

 

今まで犬の鼻について書いて来ました。

皆さんは、犬の嗅覚を生かした仕事として

警察犬を知っていると思います。

しかし警察犬以外にも犬の嗅覚を生かした

仕事が、あるんです。

今回は、そんな犬の嗅覚を生かした仕事について

書こうと思います。

犬の嗅覚を生かした仕事は?

犬の嗅覚を生かした仕事は、次の通りです。

遺体探知犬・警察犬・警備犬・検疫探知犬・考古学犬・害獣駆除犬・

災害救助犬・シロアリ探知犬・地雷探知犬・銃器探知犬・トコジラミ探知犬・

トリュフ探知犬・DVD探知犬・ハブ探知犬・放火探知犬・爆発物探知犬・

病気探知犬・麻薬探知犬

遺体探知犬とは?

遺体探知犬は、主に人間の遺体を発見する様に訓練された犬でアメリカで活躍しています。
この犬は、天災による被災地や殺人事件の現場等で遺体を発見する際に動員されます。
またこの犬は「水から立ちのぼる匂いを追跡する事が可能である」事から溺死者や水底に
沈んだ遺体を見つけ出す際に役立っています。

警察犬とは?

警察犬は、パトロールや容疑者の監視・護送や足跡追及活動や臭気選別活動や捜索活動をします。
現在活躍している警察犬に直轄犬と嘱託犬が、います。

直轄犬は、警視庁と各県警管轄の下で訓練管理されている警察犬です。

嘱託犬は、各県警で毎年実施している嘱託犬採用試験に合格した犬です。

直轄犬と嘱託犬は1:10の割合です。

 

「訓練所の設備や飼育管理費や担当者である警察官の人件費等の財政上の問題がある」

からです。

なお「日本警察犬協会が警察犬に適している」と指定している犬種は以下です。
♦ジャーマン シェパード
♦ゴールデン レトリバー
♦ラブラドール レトリバー
♦ドーベルマン
♦コリー
♦エアデール テリア
♦ボクサー

 

また民間の嘱託警察犬の中に指定犬種以外の犬種がわずかながらいて次の通りです。
♦ミニチュアシュナウザー
♦チワワ
♦柴犬
♦トイプードル
♦ジャックラッセルテリア

 

自分の愛犬を嘱託犬にする為に一番スタンダードな方法は、各地にある警察犬の

訓練学校に入学させる事です。
因みに初等及び中等訓練までは警察犬として特別なことをする訳ではなくこの段階で

しっかりとした基礎を教えこんでそこをクリアしてから改めて警察犬になる為の

高等訓練へと進んでいきます。

初等訓練の内容は、おすわり等の基本的な内容です。

中等訓練の内容は、リーダーウォーク等です。

高等訓練の内容は、臭気選別(しゅうきせんべつ)等です。

これらの訓練を受けた後に試験を受けて合格した犬が、警察犬として働きます。

これらの期間は、約18ヶ月です。

警察犬になれる年齢は、2歳から10歳です。

警察犬の任期は、1年です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、遺体探知犬について初めて知りました。

また私は、警察犬について漠然としか知らなかったので知れて良かったです。

次回は、犬の嗅覚を生かした仕事である警備犬等について詳しく書こうと思います。

 

タグ :                   

トイプードル

匂いを嗅ぐ時のメカニズムは?犬の嗅覚を高める構造は?

読了までの目安時間:約 5分


 

 

前回は、犬の鼻の形について書きました。

皆さんは、「犬がどうやって匂いを嗅いでるか」

知っていますか?

今回は、匂いを嗅ぐ時のメカニズム等について

書こうと思います。

匂いを嗅ぐ時のメカニズムは?

まず外鼻孔(がいびこう,鼻の穴)を通過した外気は、鼻腔(びくう)と呼ばれる空気の

たまり場に入り込みます。

鼻腔の表面は、嗅粘膜(きゅうねんまく)と呼ばれる粘液上の物質で覆われています。

この粘液に溶け込んだ外界からの臭い物質が、嗅神経(きゅうしんけい)を刺激します。

その後嗅神経で発生した電気信号は、篩骨篩板(しこつしばん)と呼ばれる骨を通過して

嗅球(きゅうきゅう)と呼ばれる脳の部位に達して情報処理されます。
因みにこの嗅球は、人間の場合約1.5グラムです。

犬の場合は、中型犬で6グラム程度です。

脳の大きさに関して人間:犬=10:1なので「もし人間の脳と同じ大きさを持つ程巨大な犬が

いた」場合嗅球の大きさは、60グラムです。

すなわちこれは、人間の40倍に達するという計算です。

犬の嗅覚を高める構造は?

犬の嗅覚は人間より1000倍~1億倍優れています。

「倍率に幅がある」理由は、「嗅ぎ分ける匂いによって犬に得意と不得意がある」ためです。

犬は、一般的に花や自然界に存在しない化学物質等犬にとってどうでも良い匂いに対して鈍感で

動物の発する有機物(ゆうきぶつ,一般的に炭素原子を含んだ物質全般)の匂いに敏感だと

言われています。

つまり犬は、生きて行く上で必要な物に対してより敏感です。
「犬の鼻が持つ」驚異的な嗅覚は、以下に述べる様ないくつかの特殊構造によって

実現しています。

 

・外鼻孔(がいびこう)

これは、いわゆる鼻の穴の事です。

人間や馬や牛等大部分の哺乳類が、円形~楕円形の鼻の穴を持っています。

それに対して犬や猫の鼻の穴の横に切れ目があります。

これは、「鼻をヒクヒクさせて穴を開閉する事により正面からだけでなくサイドから空気を

取り込む事が出来る」という寸法です。

 

・上唇溝(じょうしんこう)

これは、鼻の中央から口にかけて見られる一直線の溝で毛管作用によって常に水分を蓄えていて

匂い分子の吸着に役立っています。

これは、人間で言う人中(にんちゅう)と呼ばれる部分に相当していて人間の場合

何の役にも立っていません。

 

・鼻鏡(びきょう)

これは、鼻の表面にある細かい溝の事です。

溝の中に蓄えた水分が、におい分子を吸着して感度を高めます。

また鼻の中に含まれる温度センサーが気化熱の左右差を感知して

「風がどちらから吹いているのか」を即座に判断します。

鼻の表面にある複雑な線のパターンは、鼻紋(びもん)と呼ばれ人間の指紋の様に犬によって

それぞれ違い個体識別に利用しています。

これの表面は、涙腺(るいせん)と外側鼻腺(がいそくびせん)の分泌物により

いつも湿っています。

その分泌量は、中型犬で1日ペットボトル1本程度(500ml)にまでなります。

また「水分が足りない」時犬は、鼻の頭をペロッと舐める事で水分補給します。

 

なお警察犬や災害救助犬等鼻を生かした仕事に携わる犬の嗅覚は、夏の暑い盛りになると最大で

40%程度落ちるといわれています。

これは、パンティングと呼ばれる口呼吸によって絶えず体温を下げ続けていなければ熱中症に

かかってしまうからです。

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事作成を通して犬の鼻の構造を知れて勉強になりました。

次回は、嗅覚の倍率等について書こうと思います。

 

タグ :                          

トイプードル