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小売業界でペット購入時の説明の長さと内容は?

読了までの目安時間:約 5分


 

 

 

 

前回は、犬を取り扱っている小売業について書きました。

今回も犬を取り扱っている小売業界について書こうと思います。

 

小売業界でペット購入時の説明の長さと内容は?

環境省によって公開されているアンケートで平成18年度におけるペット購入時の

事前説明(口頭と文書による説明)の実施率は約44%でした。

また全国ペット協会加盟店舗は約89%でした。

そして事前説明を受けた長さは、購入者アンケートで以下の通りでした。

 

・10分未満      31.5%

・10~30分未満    42.5%

・30分以上~60分未満 15.1%

・60分以上         5.5%

・覚えていない        5.5%

 

この様に30分未満で75%近い割合を占めている事が明らかになりました。

しかし販売者アンケートの結果は、以下の通りになりました。

 

・10分未満       3.0%

・10分以上~30分未満 14.0%

・30~60分未満    31.9%

・60分以上       49.8%

・実施していない       1.0%

 

この様に30分以上説明に時間を費やしたとする業者が、全体の80%を超えています。

両者の食い違いの原因として購入者側の記憶違いおよび販売者側の水増し申告の

両方が影響していると考えられています。

事前説明の内容に対するアンケート結果は以下の通りです。

 

・種類や品種                    96.3%

・生産地                      80.3%

・性別                       92.0%

・生年月日                     93.0%

・成熟時の体長等                  88.6%

・給餌等の適切な飼養                94.0%

・遺棄の防止やみだりな繁殖を制限する方法      72.2%

・販売動物が罹る可能性のある人獣共通感染症     68.6%

・ワクチンの接種状況や病歴             93.0%

・販売個体の親や同腹子に関する遺伝性疾患の発生状況 54.2%

・不妊や去勢の方法とその費用            48.5%

・不妊や去勢措置の実施状況             41.8%

・その他                        4.3%

 

小売業界で起こるペット購入時の説明におけるトラブルとは?

環境省によって公開されている調査結果によると動物取扱業者へ対するアンケート調査で

販売上におけるトラブル・苦情の内容が明らかにされています。

以下は、その内容と割合です。

 

・死亡した動物の補償   7.9%

・動物の病気       16.6%

・血統書や証明書       8.5%

・販売価格          0.6%

・飼い方に関する説明不足 3.1%

・その他         3.0%

・トラブルはない     67.7%

・無回答         6.6%

 

購入者はどこからペットを購入しているの?

「購入者はどこからペットを購入しているか?」に関して

平成20年度に環境省によって行われた調査で以下の様な

事が分かりました。

 

ペットショップ  68%

ブリーダー    24%

通信販売         3%

ネットオークション  2%

その他        2%

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回は、犬に関する法律等について書こうと思います。

 

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小売業界の問題点とは?説明責務はどうなっているの?

読了までの目安時間:約 6分


前回は、小売業界の販売形態等について書きました。

今回は、小売業界の問題点等について書こうと思います。

 

小売業界の問題点とは?

平成20年6月に公正取引委員会事務総局によって

公表されたペット(犬・猫)の取引における表示に

関する実態調査報告書によるとおよそ60%の人が

1週間以内の検討期間で犬猫を購入している様です。

更にそのうち29.3%の人は、たった1日未満で購入に

至っています。

これにより衝動買いの現状が示されています。

 

また悪徳業者の潜伏が問題になっています。

ネットを利用した通信販売やネットオークションにおける

高いトラブル率は、これと関係しています。

 

なお平成20年6月に公正取引委員会事務総局によって

公表されたペット(犬・猫)の取引における表示に関する

実態調査報告書でチャンピオン直子という表示について

購入者に対してどのようなものと認識するかという質問で

以下の様な答えが得られています。

容姿等がスタンダードに近くなる可能性の高い犬・猫

購入者の53.2%

チャンピオン直子という言葉が分からない

23.9%

可愛らしくなる可能性の高い犬・猫

8.6%

こうしたデータから「1/4近くの犬猫購入者がスタンダードや

血統書の正確な意味をよく理解していない」という事が分かります。

 

小売業界の説明責務はどうなっているの?

平成12年12月に改正された動物の愛護及び管理に関する法律が

施行されました。

それにより動物販売業者の説明責務が加わりました。

現在販売業者は、販売をしようとする動物について文書を交付して

説明すると共に当該文書を受領したことを顧客の署名等で

確認しなければなりません。

販売者の説明義務を具体的に明記している場所は、動物愛護法

施行規則第8条です。

その内容は「販売業者は、販売をしようとする動物についてその生理や

生態や習性等に合致した適正な飼養又は保管が行われる様に契約に

当たってあらかじめ次に掲げる当該動物の特性及び状態に関する情報を

顧客に対して電磁的記録を含む文書を交付して説明すると共に当該文書を

受領した事について顧客に署名等による確認を行わせなければならない。

ただし動物取扱業者を相手方として販売をする場合は以下に掲げる

情報について必要に応じて説明すれば足りるとする。」となっています。

 

・品種等の名称

・性成熟時の標準体重や標準体長その他の体の大きさに係る情報

・平均寿命その他の飼養期間に係る情報

・飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模

・適切な給餌及び給水の方法

・適切な運動及び休養の方法

・主な人と動物の共通感染症その他当該動物がかかるおそれの高い疾病の

種類及びその予防方法

・不妊又は去勢の措置の方法及びその費用

(これは哺乳類に属する動物に限る。)

・前項に掲げるもののほかみだりな繁殖を制限するための措置

(不妊若しくは去勢の措置を不可逆的な方法により実施している場合は除く。)

・遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容

・性別の判定結果

・生年月日

(輸入等をされた動物で「生年月日が明らかでない」場合は、推定される

生年月日及び輸入年月日等を伝える)

・不妊又は去勢の措置の実施状況

(これは哺乳類に属する動物に限る。)

・生産地等

・所有者の氏名

(これは自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)

・当該動物の病歴やワクチンの接種状況等

・当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況

(これは哺乳類に属する動物に限る)

(これは「関係者からの聴取り等によって知る事が困難である」物を除く。)

・その他当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項

 

また環境省によって公開されているペット動物販売業者用説明マニュアルは、

ペットを購入しようとしている購入者に対して具体的に以下の様な情報を

提供する様にマニュアル化しています。

 

・動物購入者が種類や品種を選ぶために必要な情報

・終生飼養を確保するために必要な情報

・適正飼養を確保するために必要な情報

・所有の明示

・繁殖制限に関する情報

・人と動物の共通感染症の予防に必要な情報

・逸走と危害の発生を防止するために必要な情報

・生物多様性保全の見地から必要な情報

こうした情報の他に動物種ごとの個別説明を付け加える事が理想的な形です。

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きペット産業に関する事について書こうと思います。

 

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