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ドッグトレーナーと犬の訓練士の違いは?資格は?

読了までの目安時間:約 6分


 

 

 

皆さんは、ドッグトレーナーや犬の訓練士という言葉を聴いた事ありますか?

今日は、このドッグトレーナーや犬の訓練士について書こうと思います。

 

ドッグトレーナーと犬の訓練士の違いは?どうやったらなれるの?

・ドッグトレーナー

ドッグトレーナーは、家庭犬を扱い無駄吠え対策等問題行動を回避する為に

犬の躾(しつけ)を行います。

 

「ドッグトレーナーと犬の関係は親子に例えられる」事が多いです。

 

ドッグトレーナーとして仕事をしたい場合「日本ドッグトレーナー協会等が

発行する」公認資格を取得すると就職が有利です。

 

公認資格の級にA級・B級・C級・D級という4つの級があります。

 

A級は、一番難しく犬の状態・レベルをきちんと把握し飼い主様に必要な

練習を的確にアドバイスし実務レベルで活用出来るレベルです。

 

B級は、犬の状態・レベルをきちんと把握し飼い主様に必要な練習を的確に

アドバイス出来るレベルです。

 

C級は、飼い主様から見本となる様な犬の扱い方・知識を身につけているレベルです。

 

D級は、犬の特性や月齢に合わせた育て方等犬と人の関わり方の基礎知識を

身につけているレベルです。

 

ドッグトレーナーの就職先は、ドッグトレーニングを行うペット会社やドッグランの

スタッフやしつけ教室を行うペットショップやショッピングセンター等です。

またドッグトレーナーは、自分で躾教室を開く等フリーランスとして働けます。

 

・犬の訓練士

犬の訓練士は、警察犬等の使役犬を扱い「人間から犬に対する命令による行動が身に付く」まで

練習させて仕事を覚えさせる役割を行います。

 

「犬の訓練士と犬の関係は上司と部下に例えられる」事が多いです。

 

犬の訓練士として仕事をしたい場合「警察等が発行する」公認資格を取得すると就職が有利です

また警察官や税関職員になって特定の部署に配属されると直轄警察犬訓練士として就労する事が

可能です。

しかし可能性は低いです。

 

「警察等が発行する」公認資格を取得する為に見習い訓練士として「公認訓練士が経営する」

訓練所に入所して実績を作り犬の訓練士試験を受ける事がオススメです。

 

試験の内容は、犬に関する心得・犬学概論・訓練法・繁殖・飼育管理・生理衛生・法令等

多岐に渡ります。

 

犬の訓練士の資格は、6種類の公認訓練士に資格を認定しています。

それは、次の通りです。

 

訓練準士補

満18歳以上で2年以上JKCに在籍し入会以降に指導手として

訓練競技会における訓練試験で1頭以上をCDⅠ以上の2科目で合格させた者

 

訓練士補

JKC公認の養成機関で約2年間の課程修了した人

 

訓練連士

3つの要件のうち1つを満たしている人

1.満18歳以上でJKCクラブ会員籍1年以上公認訓練所所員として登録していて

指導手の訓練試験で5頭以上の犬を合格させている人

2.年齢満18歳以上でJKCクラブ会員籍2年以上公認訓練所所員として登録していて

指導手の訓練試験で10頭以上の犬を合格させている人

3.訓練士補の有資格者で指導手の訓練試験で3頭以上の犬を合格させている人

 

訓練教士

25歳以上で訓練練士として2年以上の経験していて訓練練士資格取得後に指導手として

受験した訓練試験で40科目以上登録した人

 

訓練範士

年齢満30歳以上で教士経験3年以上で教士取得後の指導手として行った公開訓練試験で

のべ40科目以上を登録している者

 

訓練師範

年齢50歳以上で訓練範士経験10年以上でブロック訓練士協議会ならびに中央訓練委員会の

推薦を経て理事会の承認を得ている者

 

犬の訓練士の就職先は、警察犬学校等です。

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事作成を通してドッグトレーナーと犬の訓練士について知りました。

皆さんは、もしなるとしたらドッグトレーナーと犬の訓練士のどちらになりたいですか?

私は、もしなるとしたらドッグトレーナーになりたいです。

次回は、犬の耳の形について書こうと思います。

 

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トイプードル

犬における代表的な問題行動は?直すには?

読了までの目安時間:約 8分


皆さんは、犬における代表的な問題行動って何だと思いますか?

それを直すコツって何だと思いますか?

今回は、「犬における代表的な問題行動は何か」という事と

「犬における代表的な問題行動を直すコツ」について書こうと

思います。

犬における代表的な問題行動は?

犬における代表的な問題行動は、噛み癖・無駄吠え・

誰かに飛びついたりうなる事・拾い食い・トイレの失敗・

食糞症です。

 

問題行動を直すには?

・噛み癖を失くすコツは、噛んだ後に口を手で押さえて

「ダメ」と何度も言う事です。

 

・無駄吠えを失くすコツは、噛み癖を失くすコツと同様です。

 

・誰かに飛びつく癖を失くすコツは、「犬が飛びつく」状況を

知りその状況で誰かに飛びつく事と罰を結びつける事や誰かに

飛びつく事をやめる事とご褒美を結びつける事です。

 

・誰かにうなる癖を失くすコツは、犬のうなる原因を理解して

その状況下で誰かにうなる事と罰を結びつける事および誰かに

うなる事をやめる事とご褒美を結びつける事です。

 

・拾い食いを失くすコツは、拾い食いをする事と罰を結びつける

事および拾い食いをやめる事とご褒美を結びつける事です。

 

・トイレの失敗を失くすコツは、トイレの失敗をする原因によって

違います。

 

しつけ不足によるトイレの失敗を失くすコツは、犬をしつけ直す事です。

病気や怪我でトイレを失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、

犬の病気や怪我を治す事です。

 

「犬がトイレを気に食わない」為に失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、

「犬がトイレを気に食わない」理由を突き止めてそれを取り除く事です。

 

服従行動でおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、ペット用のオムツ等を

一時的に装着して犬に向かって手を伸ばしたり犬の目を見つめる等犬の服従行動を

あえて誘発して「犬が服従行動を取った」らその瞬間犬を放置して完全に無視して

服従姿勢を取る事と無視されるという精神的な罰を結び付かせ徐々に仰向けに

ならなくなる様にだんだんとしてオムツをはずした状態で同じ事をするという

行動療法をする事です。

 

もし「犬の服従行動を誘発する物がベルトを犬に向かって振り上げる等かなり限定的な

行動である」場合はそうした行動を犬の前で見せないという単純な心がけだけで十分

予防出来ます。

 

強い恐怖心でおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、

恐怖の対象を排除して犬を激しく動揺させる刺激を弱いものから段階的に強めていき

徐々に慣らしていくという手法である脱感作を行う事です。

 

過剰な興奮でおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、生理的な欲求や

行動欲求を理解して犬の欲求をガス抜きする事です。

 

分離不安でトイレを失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、不安を解消する事や

一人でいる事に対する逆条件付け(苦痛の元を逆に快感の元に転換する)を施す事です。

 

マーキングでおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、おしっこをしようと

後足を上げたりしゃがみこんだ瞬間に水鉄砲等で驚かす事です。

 

飼い主の注意を引く為にわざとトイレの失敗をする場合のトイレの失敗を失くすコツは、

排泄行為に対して怒りたい気持ちをこらえじっと無視して「犬が排泄場所から遠のいた」

瞬間を見計らって排泄物の処理をして指定のトイレで排泄できた場合おやつを与えたり

おもちゃで遊んであげる等してうんとごほうびを与えるという風に粗相と飼い主の

関心というリンクを断ち切ってしまう学習の消去です。

 

老齢でトイレを失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、むやみに怒らずじっと

我慢して犬用のおむつを用意する事です。

 

・食糞症を治すコツは、食糞症の原因によって違います。

 

単調な食事に飽きる事による食糞症を治すコツは、エサの種類を変える事です。

 

エサの種類を変える事による食糞症を治すコツは、エサの種類を元に戻す事です。

 

食事量の不足による食糞症を治すコツは、食事量を増やす事です。

 

食事量の過多による食糞症を治すコツは、食事量を減らす事です。

 

消化器系の異常や未発達による食糞症を治すコツは、獣医さんの診察を受けて血液検査の

数値や寄生虫の有無を確認する事です。

 

ビタミンBやK不足による食糞症を治すコツは、ビタミンを適度に含んだフードに

切り替える事です。

 

消化酵素不足による食糞症を治すコツは、獣医さんの診察を受ける事です。

 

ストレス解消による食糞症を治すコツは、散歩や遊びの量を増やす事です。

 

飼い主の気を引きたいという理由による食糞症を治すコツは、ウンチを食べても犬を

無視する事です。

 

飼い主に叱られたくないという理由による食糞症を治すコツは、ウンチをトイレ以外の

場所にしても叱らない様にしてそのかわり決められた場所でウンチをした場合たくさん

ほめてあげる事です。

 

子犬の頃の生育環境や自分のウンチを食べてくれた母犬の真似やウンチを掃除している

飼い主の真似や「母犬の食糞本能が惰性として残っている」場合の食糞症を治すコツは、

マテやアイコンタクトを完璧にする事です。

 

薬や抗生物質による異常行動という食糞症を治すコツは、「投薬が一時的である」場合

食糞行動を放置するか「犬がウンチをした」瞬間に見えない場所へ隔離して物理的に

接触出来ない様にしたり「投薬が長期にわたる」場合獣医さんに相談して可能であれば

薬の種類を変えます。

 

病気にかかった仲間を隠す為にしている食糞症を治すコツは、容易に隔離出来る場合と

容易に隔離出来ない場合で違います。

容易に隔離出来る場合は病気のペットとそうでないペットを隔離します。

容易に隔離出来ない場合は、「病気のペットがウンチをした」瞬間にすばやく片付けて

物理的に接触出来ない様にします。

 

認知症による食糞症を治すコツは、「犬がウンチをした」瞬間にすばやく後片付けを

する事です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事の内容を参考にして愛犬の問題行動を直したいと思います。

次回は、「犬の攻撃行動」について書こうと思います。

 

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トイプードル

問題行動を悪化させる物は?問題行動における獣医師の役割は?

読了までの目安時間:約 12分


皆さんは、犬の問題行動を悪化させる物って何だと思いますか?

犬の問題行動における獣医師の役割って何だと思いますか?

今回は、この二点について書こうと思います。

問題行動を悪化させる物は?

問題行動を悪化させる物は、優位性理論や直接罰を用いる訓練法や先天的な要因です。

 

・優位性理論

優位性理論(Dominance Theory)は、「問題行動の原因は自分の階級を上げようと

する犬達の出世欲にある」とする説です。

 

米国獣医動物行動研究会(AVSAB)は、犬に対する罰を正当化してきたと思われる

優位性理論に関する声明を発表して優位性理論の存在意義はもはや無くなりつつある事を

明言しています。

 

以下は、優位性理論に関する声明の要約です。
「問題行動の原因は自分の階級を上げようとする犬達の出世欲にある」とする

優位性理論によると「問題行動を起こさない様にする為に飼い主がアルファ(ボス)になって

犬達に出世を諦めさせる」事を必要とする。

そして「飼い主がボスになる」為に時にアルファロールやマズルコントロールの様な力技を

必要とする。

しかしこうした認識が、飼い主によるペットに対する体罰を助長して問題行動を悪化させて

安楽死の数を増やしている真犯人ではないだろうか?

野生の動物や飼育されている動物は、階級闘争(資源に対する優先順位を高める)の為に

攻撃性を見せる事は、確かにある。

しかしそれだけで全ての行動は、説明出来ないだろう。

たとえば無駄吠えや無秩序なあいさつや呼んでも来ない等の問題行動は、階級と全く関係なく

「飼い主が偶発的に強化してしまった」結果に過ぎない。

優位性理論は、「何かしらの争い事があった」時にその原因として自動的に想定されるべき物

ではない。

人間の世界で常に「リーダーがプレッシャーをかけて方向性を指示する」様な恐怖政治と

権力乱用は、消極的な服従だけ誘起してベストパフォーマンスをチームから引き出さないと

明らかになっている。

全ての動物種に適用出来る様な確固たる科学的基盤をもった学習原理を用いる事が、

動物を訓練したり行動に修正を加える際の妥当な方法であり「私達がペットと意思の疎通を図る」

際の要となるでしょう。

その方法は、優位性理論に則って誤った行動に罰を加える事ではなく正しい行動に報酬を

与えて強化して誤った行動に報酬を与えないという事です。

 

「AVSABがこうした声明を発表した」背景にアメリカ国内におけるショービズの影響が、

多少あります。

犬のしつけをテーマとしたとある番組で視聴者をひきつける「見せ場」を作る為に力づくの

アルファロールや「犬が苦手としている」刺激の中に放り込んで克服させようとする氾濫法等が、

放映されます。

「こうしたしつけ方を素人が見よう見まねで行ってしまう」事は、犬と飼い主の信頼関係を

崩すばかりか時に反撃行動から咬傷事故に繋がる事になりかねません。
AVSABの声明文にマスメディアによる面白半分のしつけ方法を牽制して咬傷事故の結末として

シェルター(動物保護施設)に送られるペットの数(2011年度で約150万頭)をこれ以上

増やさない様にするという狙いが、あります。

 

・直接罰を用いる訓練法

直接罰は、「罰を与えている人物が飼い主である」と「犬が認識している」状態で与える罰の事で

体罰もこの中に含まれます。

以下はアメリカのしつけ教本の中に記されている直接罰を用いた訓練法です。

 

こうしたしつけ方は、まるで伝言ゲームの様に海を越えて若干のマイナーチェンジを経て

日本国内で聞いていると思います。

 

・歯をむいてうなったとき
犬が服従してうなるのをやめるまでムチで打つ。強く打つ時は体の前部や後部の

「筋肉がしっかりついている」部分やお尻を打つ事。

 

・穴を掘るとき
犬が掘った穴に水を入れて「犬が溺れてしまいそうになる」まで頭を水の中に突っ込む。

翌日同じ穴に連れて行き「犬が穴を掘る」かどうか確かめる。

 

・犬の服従心を高めるとき
チョークチェーンをぐいと引く。「犬は悲鳴を上げる」かもしれないがひるんではいけない。

なぜなら鳴くのは犬が飼い主を操ろうとしているから。

 

・オスワリやマテをしつける
クリップ留めタイプのチョークカラーを犬の首の高い位置に装着して上方にぐいと引っ張る。

 

・オイデをしつける
リードを付けて呼び声を掛けた後に訓練者の方に荒々しくすばやく引っ張る。

 

・悪さをした子犬を叱るとき
両首をしっかりつかみ犬の上半身を地面から持ち上げ何回か振り回す。

これは、スクラフアンドシェイクという方法である。

優位性を示しやすい犬種ほどあごの下をがっちりつかむ事。

 

イルカの調教師としてキャリアを積みクリッカートレーニングの普及に尽力した

カレン・プライア女史は著書うまくやるための強化の原理・二瓶社の中で

「動物にとってトレーナーは、面白くてわくわくする好子(ごほうび)をくれて

生活を楽しくする宝庫である。

トレーナーにとって動物の反応は、面白くて強化的である。

それによりお互いに愛着が芽生えるのは当然であろう」と述べています。

つまり「ほめてしつける→ペットが喜んで学習する→しつけがうまくいく→飼い主が楽しくなる→

ほめてしつける」という好循環が生まれるという訳です。

 

罰のうち特に「罰の執行人が飼い主である」とばれた状態で与える直接罰を用いるしつけは、

「好循環と真逆の悪循環が生まれる」危険性を持っています。

 

「ペンシルベニア大学ライアン病院が発表した」研究報告によると望ましくない行動をした犬を

叩いたり蹴ったりする・犬が口にくわえたものを力ずくで放させる・アルファロールをする

(力ずくで仰向けに寝かせて押さえつける)・にらんだり犬が目をそらすまで凝視する・

ドミナンスダウンをする(力ずくで横向きに寝かせる)・犬の顎をつかんで左右に振る等

体罰や不快感を伴うしつけを受けた犬の少なくとも1/4から攻撃的な反応が、引き出されたと

されています。

 

自分を肯定的に評価してくれる相手に好感を抱く現象は心理学用語で好意の返報性と言います。

犬をほめてしつけた時に生まれる好循環は、好意の返報性と言えます。

直接罰を用いてしつけた時に生まれる悪循環は、敵意の返報性と言えます。

 

・先天的な要因

動物行動医学・チクサン出版社の著者カレン・オーバーオール女史は、勤めている

ペンシルバニア大獣医学部付属動物病院(VHUP)の行動クリニックで「問題行動を

起こすペットの多くは、「しつけが誤っている」のではなく「実際に異常がある」事や

「問題を引き起こしている器質的(先天的)な原因があった」としています。

こうした先天的な要因に対して彼女は、「今後薬理学の分野が台頭するのではないか」と

述べています。

 

また犬猫の問題行動専門家ヴァレリー・オーファレル女史は「悲しいけれど問題犬を飼っている

飼い主の方に落ち度があるという現実であり同時にまた神話である」として犬の側に問題点が

ある事を指摘しています。

 

アメリカで1995年以降動物行動医学は、専門委員会による正式認可を受けた専門分野と

なっており獣医学のカリキュラムに加えられました。

専門家をトレーニングする為の厳格かつ一貫した基準が、提供されています。

そして米国の多くの州で動物の問題行動に対して診断を下したり特定の治療を進めたり必要な

薬物を処方したりできる人物は、免許を保有する獣医師だけです。

「先天的な要因に対して獣医師が薬を処方する」事や「後天的な要因に対して獣医師や信頼の

置けるトレーナーに飼い主がトレーニングを委託する」事という形が、浸透しつつあります。

 

犬の問題行動における獣医師の役割は?

日本で近年獣医学教育の正規カリキュラムに動物行動学と臨床行動学が、取り入れられました。

また2013年秋に第一回獣医行動認定医試験が、行われました。

こうした流れは、「獣医師の役割が今までの病気を治す人という枠を超えペットの行動を直す人

という枠にまで広がりつつある」事を意味しています。

つまり「犬がうなったら口を押さえつけてじっとにらみなさい!」というトンチンカンな

アドバイスをする獣医師が、今後少なくなっていく事を期待できるという事です。
臨床行動学の最終目標は、人間と動物の関係性を「飼い主が望む」姿に再構築して

そのプロセスを通じて動物のストレスを軽減し動物の心理的健康を守る事です。

つまり「人と動物の双方がストレスフリーで幸せと感じられる」生活環境へ導く事が、行動診療の目的です。
動物病院にとって行動診療は、診療時間あたりの収益として必ずしも大きくありません。

なので動物病院は、導入する際少なからず二の足を踏んでしまいます。

しかしその一方で導入すると以下の様なメリットが、あります。

 

・飼い主と信頼関係を築き上げる
・動物が行動診療を通じて病院やスタッフを好きになる
・病院の診察や治療効率が向上する
・パピークラスの開催等地域社会における啓蒙の場になる

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事を参考にして犬の問題行動を悪化させない様にしたり犬の問題行動を直す時に

獣医師に頼ったりしたいと思います。

次回は、「犬の代表的な問題行動は何か」という事や「犬の代表的な問題行動を直すコツ」

について書こうと思います。

 

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トイプードル

問題行動とは?予防するには?

読了までの目安時間:約 8分


皆さんは、問題行動って何だと思いますか?

その予防法って何だと思いますか?

問題行動とは?

犬や猫の問題行動(behavior problem)は、飼い主の家庭内だけにとどまらず

時に近隣住民をも巻き込んだトラブルに発展することもあるやっかいな問題です。

私達は、問題行動を理解する為に比較対象として正常行動と異常行動について

知らなければなりません。

 

正常行動
正常行動は、その動物種に広く見られる行動です。

多くはエソグラムという形で現れます。

・エソグラム(ethogram)は動物行動学において用いられる言葉で野生動物の

見せる一連の行動要素をリスト化してそれを時間的・空間的・順序的にどのように

発現するかを細かく記録・解析した物です。

これは、自然環境と飼育環境下における動物の行動の違いを明確化する際等に利用されます。

 

異常行動
異常行動は、動物種として本来持っていない行動(食べ物以外の物を摂取する異嗜)や

頻度・強度が異常に多いか低い行動(無目的な同じ行動を延々と反復する常同行動)や

本来見せるべき種に固有の行動を発現しない事等を指します。
こうした定義によると犬の異常行動の全てが問題行動と言えません。

逆に問題行動の全てが異常行動に当てはまるわけでもありません。

 

「犬がしっぽを追いかけて延々と走り回る」・「飼い主は笑っている」という場合は、

「犬が異常行動を示している」にかかわらず飼い主はそれを正常行動とみなしています。

また「じゅうたんの上でおしっこした犬を叱る」という場合は、犬にとって「おしっこは

正常行動である」にかかわらず飼い主はそれを問題行動とみなしています。
この様に犬の問題行動は、正常行動と異常行動のどこで線を引くかによって変わる極めて

流動的な物と言えます。

 

問題行動を予防するには?

問題行動を予防する方法は、タイムアウト・フォーマットトレーニング・

リラックスシグナルです。

 

・タイムアウト

これは、犬に対する注目やふれあいや関心を一切遮断して一定期間「空気」の様に扱う事です。

犬のわがままを予防する為に家族全員が一貫してこのルールに従わなければなりません。

気を引く為にキャンキャン吠える時や顔や鼻をなめる時や飛びつきじゃれかかる時や

ぴったりついてきてあとを追う時や手を甘噛みして来る時という問題行動の芽を見られる瞬間に

これは、使えます。

 

「遊びたい」・「触れ合いたい」・「散歩したい」といった欲求を抱えている犬にこの

タイムアウトを適用すると欲求不満という苦痛が、そのまま罰の代わりになってくれます。

 

罰の効果を高める為に犬をクレートや飼い主と別の部屋に閉じ込める方法や

「飼い主自身が退室する」という方法はタイムアウト同様に効果的です。

 

しばらくタイムアウトして「意気消沈した犬が問題行動の芽を見せなくなる」瞬間を見計らって

ごほうびを与えます。

 

これは犬に「おとなしくしている方が逆にごほうびが貰える!」と学習させる事が狙いです。
最初は、単におやつや「いいこ」等のほめ言葉から始めておとなしくする事と報酬の結びつきを

強化します。

その後「犬がフォーマットトレーニングを終えた」場合は、「問題行動の芽が出た」タイミングで

まず「オスワリ!」と指示を出して上手く出来たらご褒美をあげて出来なかったらタイムアウト

という具合に切り替えていきます。

 

・フォーマットトレーニング

フォーマットトレーニングは、犬の状態を初期化(フォーマット)する為の

基本トレーニングです。

ここで言う「初期化」はアイコンタクトとオスワリとマテのことを指しています。

これは食事・散歩・遊び・ふれあい・マッサージ・グルーミング・飼い主の関心等犬にとって

必要不可欠な刺激を与える前および問題行動が見られた瞬間に必ず犬をフォーマットするという物です。

フォーマットトレーニングに必要な事は、アイコンタクトをする事とオスワリとマテを覚えさせる

事です。

 

ジョン!という風に名前を呼ぶ→(アイコンタクトして犬が飼い主に近づく)→

オスワリと犬に言う→(犬が座る)→マテと犬に言う→(10~30秒程度犬が待つ)→

ヨシ!と犬に言う→犬にごほうびを与える

という風にアイコンタクトとオスワリとマテの3つを1セットで行い7週齢から始めて

屋内外あらゆる場所で行い最初の頃にランダムに5~10分のトレーニングセッションを

1日5~6回行い慣れてきたら食事・散歩・遊び・ふれあい・マッサージ・グルーミング・飼い主の

関心等犬にとって心地良いと思われる物を提供する前に必ずフォーマットをする様にすると自分に

とって必要な物を手に入れる為にいったんフォーマット(飼い主の前でアイコンタクト・

オスワリ・マテをする)しないといけない事を学ばせます。

 

その際は、なるべくたくさんの人で行い無節操にごほうびを与えると逆に犬の頭を混乱させるので

家族全員同一のルールで行います。

これをする時は、犬を操っているのではなくルールを教えているという風に考えます。

 

・リラックスシグナル

リラックスシグナルは、「犬がリラックスする」時に肉体的・心理的状態と結びつける特定の環境刺激です。

 

特定のラグマットの上に犬を横に寝かせて「水の音が流れる」環境音楽CDをかけてゆっくり

優しくマッサージしてあげると犬は、その時の状態と環境刺激(ラグマットや水の音)を

結びつけて記憶します。

これは学習理論の内の「古典的条件付け」に当たるものです。

この条件付けをあらかじめ成立させておくとこれは、様々な場面で役立ってくれます。

 

留守番している時に環境音楽をかける
「問題行動が起こりそう」な時にこうしたリラックスシグナルを用いると犬の不安・恐怖・

興奮を相殺してくれる為に事前に「行動が抑制される」という寸法です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事の内容を参考にして愛犬の問題行動を予防したいと思います。

次回は、「問題行動を悪化させる物」や「問題行動と獣医師の役割」について

書こうと思います。

 

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