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ノーキルポリシーのメリットとは?

読了までの目安時間:約 4分


 

 

 

前回は、アシロマ協定について書きました。

今回は、ノーキルポリシーのメリットについて

書こうと思います。

 

ノーキルポリシーのメリットとは?

日本において犬や猫の引き取りや里親探しを行っている機関に
保健所等があります。
保健所等においてノーキルポリシーを実践する為に時間等の全てが

必要となります。
その為ノーキルポリシーの実践は、一朝一夕に出来ません。

しかしそうした難関をクリアしてノーキルポリシーを実現した時に
ノーキルポリシーの様々なメリットやデメリットが待っています。

 

今回は、ノーキルポリシーのメリットについて書こうと思います。

 

・犬の里親希望者が足を運びやすくなる
「保護施設がキルシェルターである」場合犬の里親になる事を希望して
施設を訪れた人は、独特の罪悪感に囚われます。
それは「自分が引き取る事で1匹の命を救う事は出来るかもしれない。
しかし自分は施設に残された他の犬や猫を見殺しにしてしまう…」という物です。
一方「保護施設がノーキルポリシーを実践している」場合犬の里親になる事を希望して
施設を訪れた人は、上記した様な心苦しさを感じずに済む様になります。
結果として他の人に口コミで広がり易くなります。
それにより犬の里親希望者の来訪数が伸びると考えられます。

 

・譲渡の好循環が生まれる
「施設がノーキルポリシーで運営されている」場合犬の里親希望者が足を運び易くなります。
それにより犬や猫の譲渡率が上がります。
その結果保護している動物の数が減ります。
そうしてスタッフによる動物の世話が細かい所まで行き届く様になります。
因みに「見た目が小奇麗である」しつけの行き届いた犬猫の譲渡率は上がります。
この様にノーキルポリシーを実践する事により「譲渡サイクルがうまく回り出す」事が

期待出来ます。

 

・動物を保護している団体に対する人々の反感をそらす事が出来る
殺処分の背景にある事情を全く度外視して動物を殺しているという事実だけに着目して
保健所や動物愛護センターの業務を非難する人は必ずいます。
「施設がノーキルポリシーを実践している」場合施設の職員は、こうした人々から寄せられる
問い合わせの電話に忙殺されなくなります。
それにより動物の世話に専念する事が出来ます。

 

・スタッフの精神衛生が良くなる
もし「公共の保健所や動物愛護センターを従来のキルポリシーからノーキルポリシーに
切り替える事が出来た」場合職員は「自分の仕事が動物を生かす事に繋がっている」という
実感を得やすくなります。
結果として施設の職員の仕事に対する意欲を高めて譲渡率のアップとして還元される事が

期待出来ます。

 

・協力者が増える
動物達の命を救う事に役立つなら手伝って良いという人々は、潜在的にたくさんいます。
「施設がノーキルポリシーを前面に打ち出している」場合こうした層にアピールして

ボランティア等より多くの支援を受ける事が出来る様になります。

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

次回は、ノーキルポリシーのデメリットについて書こうと思います。

 

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アレルギーの検査の生体検査・接触検査とは?

読了までの目安時間:約 5分


前回は、アレルギー検査の方法の一つである血液検査について

詳しく書きました。

 

以前お話ししましたが、アレルギー検査の方法は色々あります。

今回は、血液検査以外の方法をお伝えしたいと思います。

皆さんは、生体検査接触検査についてどれくらい

知っていますか?

 

生体検査とは?

生体検査は、皮膚にアレルゲンを直接接触させることでアレルギー反応を見る検査法です。

一般的にこの方法は保険を適用出来ます。

なので費用を含めた詳細は皮膚科やアレルギー科に問い合わせて下さい。

 

生体検査のメリットとデメリットは?

生体検査は、血液検査同様にメリットとデメリットを持っています。

以下は、生体検査のメリットとデメリットです。

 

♦メリット

・結果が数十分で出る。

・費用が比較的安い。

 

♦デメリット

・「テストの結果に影響を及ぼす可能性がある」投薬治療を中断する必要がある。

・「湿疹等の皮膚病変がひどい」人はこの検査をできない。

・「炎症箇所が数日残る」可能性がある。

・アナフィラキシーショックの危険性がゼロではない。

 

生体検査の種類は?

生体検査の種類は、血液検査同様に色々あります。

それは、プリックテストと皮内(ひない)テストです。

以下は、プリックテストと皮内テストに関する内容です。

 

◊プリックテスト

この方法は、皮膚に表面に小さな傷を付けてアレルゲンと接触させて「アレルギー反応が

出るかどうか?」を見る検査法です。

 

◊皮内テスト

この方法は、皮膚の内部に注射針で直接アレルゲンを注入する検査法です。

この方法は、稀に激しいアレルギー反応であるアナフィラキシーを誘発します。

なのでこの方法でアレルギー検査を行う際は救急キットと人員を

用意しておかなければなりません。

 

接触検査とは?

接触テストは、「犬と実際に触れ合う事でアレルギー反応が出るかどうか?」を確かめる事です。
アレルギーの検査方法である血液検査と生体検査のほとんどが、犬のフケ(皮屑)を

アレルゲンとして用いています。

なので「犬が発する」アレルゲンの一部(can f 1/can f 2/can f 3/can f 5)に対する反応は、

ある程度分かります。

しかし「その人が残りのアレルゲン(can f 4/ can f 6/can f 7)に対してどの様に

反応するか?」までは分かりません。

またアレルギー検査の精度は100%という訳じゃありません。

なので「病院で犬アレルギー陰性といわれたのに実際に犬と暮らし始めたらなぜか

アレルギー症状が出た!」という事態が起こりえます。

こうした事態を避ける為に接触検査をしておく必要があります。

「どの程度テストすればアレルギーの有無を判断できるのか?」に基準はありません。

しかし数ヶ月かけて最低でも10回以上試験的に犬と触れ合っておく事が必要でしょう。

「犬を飼っているお友達がいる」場合は、その犬を触らせて貰うだけでなく出来ればその人の

おうちにお邪魔しましょう。

「その部屋の空気中に犬アレルゲンが漂っている」場合や「部屋の壁にアレルゲンが

蓄積している」場合があります。

「そうした環境下で症状が現れなかった」場合犬アレルギーの可能性が薄いという事になります。

しかしこの方法のデメリットは、「アレルギー反応が犬によるものなのか?」それとも

「アレルギー反応が屋内のハウスダストやダニによるものなのかまで分からない」という事です。

しかし何もせずにいきなり犬を飼い始めるよりはマシです。

またペットショップ等から犬を購入せず動物保護団体から犬を引き取る場合たいてい

トライアル期間が、設けられています。

この期間を利用すると犬アレルゲンと接触する機会は十分にあるでしょう。

ただし「前に一度アレルギーに似た症状が出ている」場合アレルゲンに接する事で喘息の様な

発作が引き起こされるかもしれません。

なのでこの検査をする時は、念の為に事前に最寄りの救急病院の電話番号や住所を

確認しておくべきです。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続き犬アレルギーに関する事について書こうと思います。

 

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アレルギーの検査方法は?血液検査のメリットとデメリットは?種類は?

読了までの目安時間:約 6分


 

 

 

前回は、犬アレルギーの原因について書きました。

今回は、アレルギーの検査方法について書こうと思います。

 

アレルギーの検査方法は?

皆さんは、アレルギーの検査方法って

「どんな物があるか?」知っていますか?

その方法は、血液検査と生体検査と接触検査です。

今回は、この3つの中の血液検査について書こうと思います。

 

血液検査とは?

血液検査は、ごく微量の血液を採取して血液中に存在する

特異的なIgE(異物を排除しようとするタンパク質の一種)の

存在をさまざまな方法で検出する検査法です。

「血中に含まれるIgE抗体が多ければ多い」ほどアレルギーの

疑いが強いと判断されます。

検査法によって「保険が適用される」物と「保険が適用されない」

物があります。

費用を含めた詳細は皮膚科やアレルギー科に直接お問い合わせ下さい。

 

血液検査のメリットとデメリットは?

 

♦メリット

・少量の血液を採取するだけなので体に対する負担が小さい。

・抗ヒスタミン剤等検査結果に影響を及ぼす様な投薬をしている場合は、

中断しなくてよい。

 

♦デメリット

・「結果が出る」までの日数が、1日~数日掛かる。

・検査方法によって結果がまちまちである。

・費用が比較的高い。

 

血液検査の種類は?

 

血液検査の種類は、更にRASTやImmunoCAP Specific IgEやMAST Ⅳや

アラスタット3gやViewアレルギー39に分かれます。

以下は、これらの検査に関する説明です。

 

◊RAST

この方法は、血液中に存在する特異的なIgEを放射性アレルゲン吸着法という

技術で調べる検査方法です。

IgE抗体がどの程度含まれるかによって0(0.35kUA/L未満)~6(100kUA/L超)

までの7段階で評価されます。

この方法は、1970年代にスウェーデンで開発された技術です。

近年はより正確な別の検査法に取って代わられつつあります。

 

◊ImmunoCAP Specific IgE

この方法は、血液中に存在する特異的なIgEを蛍光酵素免疫測定法という技術で

調べる検査方法です。

この検査でIgE抗体を0~100kUA/Lの範囲で検出する事が出来ます。

因みにこの方法は、ある特定のアレルゲンに対するアレルギーを持っている人を

84~95%の確率でアレルギーを逆に持っていない人を85~94%の確率で

見分けられるとされています。

600種類を超えるアレルゲンに関する検査が可能です。

犬のアレルゲンとしてCan f1 や 2 や 3 や 5 が項目として含まれています。

 

◊MAST Ⅳ

この方法は、代表的なアレルゲン36種に対する特異的IgEを化学発光酵素免疫

測定法(CLEIA)という技術で検出する検査法です。

この検査に食品アレルゲン20種や花粉アレルゲン8種や環境アレルゲン4種や

その他のアレルゲン4種が含まれています。

その中で犬のフケ(イヌ皮屑)が、環境アレルゲンとしてカウントされています。

なので犬アレルギーの有無を調べる時は、有用でしょう。

アレルギーの度合いは、陰性と疑陽性と陽性の3段階で評価されます。

 

◊アラスタット3g

この方法は、血液中に存在する特異的なIgEをCLEIA法という技術で調べる

検査方法です。

IgE抗体がどの程度含まれるかによって0(0.35kUA/L未満)~ 6(100kUA/L超)

までの7段階で評価されます。

検出技術の向上から今まで「アレルギーなし」にくくられていた0.10~ 0.34kUA/Lが

微弱陽性(アレルギーの可能性が完全に否定できない)と呼ばれる様になっています。

この方法によって犬アレルギー(イヌ上皮・イヌ皮屑)の検査が、可能です。

 

◊Viewアレルギー39

この方法は、血液中に存在する特異的なIgEをFEIA法という技術で調べる検査方法です。

この方法は、IgE濃度により0(0.27未満)~6(29.31以上)の7段階に評価されます。

この方法によって犬のフケ(イヌ皮屑)に対する検査が、可能です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きアレルギーの検査方法について書こうと思います。

 

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