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カーミングシグナルの種類と意味は?犬はいつから使い始めるの?

読了までの目安時間:約 4分


 

 

 

二回続けてカーミングシグナルに関する実験について

書いて来ました。

今回は、カーミングシグナルの種類等について書こうと

思います。

 

カーミングシグナルの種類と意味は?

トゥーリド・ルーゴス(Turid Rugaas)はカーミングシグナルを27種類に分類しました。

そのカーミングシグナルと意味は、次の通りです。

 

カーミングシグナル 意味
相手の犬にゆっくりと歩いて近づく 「相手の犬がカーミングシグナルを出す」

事を待っている

体を横にそらす 敵意はありません
カーブを描きながら相手の犬に近づく 敵意はありません
体の横を見せてお尻から近づく 好意を持っています
尻尾を振る 好意を持っています
座る 争いはしたくありません
初対面の人や犬と出会った後にどこかへ行く あなたを認めます
前足を持ち上げる 落ち着こうとしています
鼻を持ち上げる 相手を落ち着かせようとしている
犬や人の間をさく 油断しないで
あくび もうやめて
体を振る 嫌だ
体を低い位置にして飛び掛ろうとしている いらっしゃい/嬉しい
尻尾を振って体を低くする 嬉しい/遊ぼう
子犬の様にじゃれる 遊ぼう
そっぽを向く 嬉しい
口元を後ろへ引く 敵意はありません
歯をカチカチと鳴らす 落ち着いて下さい
口と鼻の周りを舐める 敵意はありません(犬に対して)
嬉しい(人に対して)
口をパクパクさせる 嫌だ
背中を向ける 相手を落ち着かせようとしている
おしっこをする あなたを認めます(犬に対して)
ありがとう(人に対して)
その場所にいない様に振舞う 嬉しい
静止する 相手にカーミングシグナルが通じているか

判断している

地面の臭いを嗅ぐ 自分を落ち着かせようとしている
ふせ 相手を落ち着かせようとしている
転嫁行動 ストレスを発散しようとしている

 

犬はいつからカーミングシグナルを使い始めるの?

トゥーリド・ルーゴス(Turid Rugaas)によると犬は、最初あくびという

カーミングシグナルだけを使う様です。

その後犬は、様々な経験と体の成長によって上記のカーミングシグナルを

生後9週までに覚える様です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

愛犬は、上記の中のいくつかのカーミングシグナルを私を含めた家族全員に出していました。

しかし私を含めた家族全員が、その意味まで理解出来ずスルーしていました。

これからは、この記事の内容を参考にして愛犬の気持ちを理解して愛犬にとって嫌な事を

しない様にしたいです。

次回は、犬の習性について書こうと思います。

 

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攻撃行動とカーミングシグナルの関係は?特徴と役割は?

読了までの目安時間:約 5分


 

 

 

前回は、犬の態度等に表れる犬の感情や

カーミングシグナルに関する実験について書きました。

今回も引き続きカーミングシグナルに関する実験等について

書こうと思います。

 

攻撃行動とカーミングシグナルの関係は?

研究チームは、最後に犬同士の交流で観察された行動の内「カーミングシグナルの受け手が

見せた」合計109回の攻撃行動(うなる等)に着目し「送り手が出した」カーミングシグナルと

「受け手が示した」攻撃行動の関連性を2009年にケンダルによって考案された攻撃性の度合い

指標を用いて調べました。

 

それによって研究チームは、以下の様な傾向を導き出しました。

 

・攻撃行動の62%は見知らぬ犬に対してだった。

・攻撃行動の38%は顔見知りの犬に対してだった。
・「送り手からカーミングシグナルが出された」後に攻撃行動は示されなかった
・「攻撃行動の後で送り手が少なくとも1つのカーミングシグナルを出した」確率は67%だった。
・「送り手がカーミングシグナルを出す」頻度は攻撃行動の前<攻撃行動の後だった。
・犬は53.7%の確率で顔見知りの犬に対して攻撃行動を示した。
・犬は見知らぬ犬から攻撃行動を示された後にカーミングシグナルを75.0%確率で出した。
・「攻撃行動の後で送り手がカーミングシグナルを出した」後に79.4%の確率で攻撃性の減少が

 見られた
・「カーミングシグナルが出された」後に攻撃行動の度合いは5.5%の確率で増加して15.1%の

 確率でそのままだった。

 

カーミングシグナルの役割は?

「顔見知りの犬よりも見知らぬ犬に対してカーミングシグナルを多く見せた」

という事実からカーミングシグナルは、「相手の反応が予測出来ない」様な

場面における不安を解消する為に出されていると推測されます。

この場合は、相手の犬ではなく自分の心を落ち着かせるという意味での

カーミングシグナルです。

特に顔を背けたり鼻を舐めたりフリーズしたり体を縮ませたり前足を上げたり

という行動は、犬のストレスサインという解釈の仕方をして良いでしょう。

 

前回の記事で書いた「交流なしより遠い交流また遠い交流より近い交流において

カーミングシグナルの出現率が高まった」という事実からカーミングシグナルは、

「相手が自分の姿を認識している」という「自覚がある」時にだけ発せられる

視覚的なサインの一種だと考えられます。

これは、人間界で例えるとジェスチャーです。

 

また前回の記事で書いた「送り手からカーミングシグナルが出された」後に

「攻撃行動は示され無かった」という事実や「攻撃行動の後で送り手が

カーミングシグナルを出した」後に「およそ8割のケースで攻撃性の減少が見られた」

という事実から「相手の犬が何らかの攻撃性を示している」時のカーミングシグナルは、

相手の犬の荒ぶった心をなだめるという意味を持っていると推測されます。

 

これらの特徴をまとめるとカーミングシグナルの役割は以下の様になります。

 

・カーミングシグナルは犬の世界におけるジェスチャーである。
・見知らぬ犬等と接した時に犬は自分の心を落ち着かせる為にカーミングシグナルを出す。
・攻撃的な犬等と接した時に犬は相手の攻撃性を緩める為にカーミングシグナルを出す。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きカーミングシグナルについて書こうと思います。

 

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犬の態度や仕草等に表れる犬の感情は?カーミングシグナルとは?

読了までの目安時間:約 6分


 

 

 

前回は、犬の気持ちを姿勢から読み取る際の基礎知識について

書きました。

今回は、犬の態度や仕草等に表れる犬の感情等について

書こうと思います。

 

犬の態度や仕草等に表れる犬の感情は?

皆さんは、犬の気持ちをどう読み取れば良いか知っていますか?

今回は、その方法について黒で犬の行動を書いて赤で犬の

気持ちを書きました。

 

・おじぎ

相手の犬に対して遊ぼうよ/良いよ

 

・小首をかしげる

何の音だ?

 

・相手の肩に前足を乗せる

僕の方が強いんだぞ!

 

・うつろな目をしてどこかを見つめている

退屈だなあ。

 

・相手の口をなめる

好きだよ/ずっと一緒にいてね

 

・相手の体に前足で軽くタッチする

ねえかまって!

 

・腹見せ

 

この行動の意味は、2種類に分類出来ます。

 

・非社会的腹見せ

他の犬や人に対するメッセージを

含んでいない腹見せで背中がかゆい等を意味します。

 

・社会的腹見せ

他の犬や人に対する何らかのメッセージを

含んでいて服従と遊びとおねだりの3つに分類出来ます。

 

遊びにおける腹見せは、更に3つに分類出来ます。

 

・防御的腹見せ

相手の攻撃をかわす為に取る防御姿勢です。

 

・攻撃的腹見せ

噛み付く直前に取る攻撃態勢です。

 

・誘発的腹見せ

もっと遊ぼうよ!と相手を誘う時に見せる行動です。

 

・歯をむき出す

来たら噛み付くぞ!

 

・破壊行動をする

こんな生活はもう嫌だ!

 

・取っ組み合い

僕が強いぞ。

 

・お尻の匂いを嗅ぐ

君の事を教えて!

 

・へっぴり腰

怖いよ

 

カーミングシグナルとは?

カーミングシグナルは、「犬がストレスを感じた」時や

「犬が相手の犬をなだめようとする」時に出す様々な行動で

犬同士の交流を円滑にすると言われています。

 

これは、ノルウェー人ドッグトレーナーであるトゥーリド・

ルーゴス(Turid Rugaas)が2006年に紹介しました。

 

しかし「犬同士が交流する」場面において「本当にカーミングシグナルが

機能しているのかどうか」に関して科学的な検証は十分にされず飼い主や

ドックトレーナーからの逸話に頼っていました。

 

そこでイタリアとスペインの共同調査チームは、顔見知りの犬同士と

見知らぬ犬同士が交流する場面を設定して「カーミングシグナルが

どの様な役割を果たしているか」を統計的に検証しました。

 

観察対象となった犬は平均年齢4.3歳(1.5~8歳)でバラバラの犬種の

オス犬12頭(6頭去勢済)とメス犬12頭(8頭避妊済)からなる合計

24頭の犬でした。

 

研究チームは、犬達を体高40cm未満の小型犬(7頭)と体高40cm以上の

中大型犬(17頭)に分けて「体の大きさが釣り合う」様にマッチングして

5m四方のエリア内におけるノーリードの交流を5分間録画観察しました。

 

調査チームは8パターンにおける犬の交流を観察して「犬同士の

親密性がカーミングシグナルにどう影響するか」を検証しました。

 

調査の結果合計2,130回のカーミングシグナルが観察されました。

 

それにより親密性とカーミングシグナルに関して以下の様な特徴が確認されました。

 

・顔見知りの犬より見知らぬ犬に対してカーミングシグナルが多く見られた。
・そっぽを向いたり鼻を舐めたりフリーズしたり体を縮ませたり前足を上げたりという

 カーミングシグナルは見知らぬ犬同士で多く観察されました。
・相手の口を舐めるというカーミングシグナルは顔見知りの犬同士で多く観察された。

 

また研究チームは、犬同士の交流の仕方を「送り手の体長の1.5倍以上離れた場所に

受け手が止まりアイコンタクトを取らない」状態という交流なしと「送り手の体長の

1.5倍以上離れた場所に受け手がいてアイコンタクト等何らかの交流をする」状態という

遠い交流と「送り手の体長の1.5倍以内の場所に受け手がいる」状態という近い交流の

3つに分類しました。

 

犬同士の距離とカーミングシグナルに関して以下の様な特徴が浮かび上がりました。

 

・交流なしにおけるカーミングシグナルの出現率は、9%でした。

・遠い交流におけるカーミングシグナルの出現率は、25.1%でした。

・近い交流におけるカーミングシグナルの出現率は、65.9%でした。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きカーミングシグナルについて書こうと思います。

 

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