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攻撃行動とは?

読了までの目安時間:約 15分


皆さんは、攻撃行動という言葉を知っていますか?

実は、攻撃行動って分類出来るんです。

攻撃行動は、いくつに分類出来ると思いますか?

攻撃行動を直す方法は、何だと思いますか?

という事で今回は、「攻撃行動」について書こうと

思います。

 

攻撃行動とは?

犬の攻撃行動にうなる・吠える・噛む等の行動が、含まれます。

 

たとえば「日常生活中で以下の様な行動が犬に見られる」時は、

動物行動医学の領域で攻撃行動とみなされます。

 

・家の敷地内に誰かが足を踏み入れるとうなったり吠えたりする
・犬用ガムを奪い取ろうとすると飼い主にうなる
・見知らぬ人が部屋に入ってきたらうなる
・エサの入った皿を取ろうとするとうなる
・散歩中にすれ違った犬にうなる
・ソファーからどくように命令した飼い主にうなる
・先住犬が新米犬にうなったり吠えたりする
・道路を走っている自動車やジョガーを吠えながら追いかける
・車にはねられた犬が人に噛み付く
・頭をなでようとした子供の手に噛み付く
・動物病院で他の犬に激しく吠える
・子犬が遊んでいる最中に飼い主の手を噛む
・子犬を産んだばかりの母犬が飼い主にうなる

 

敵対行動は、争いに関連する行動全般を指す言葉で具体的に言うと

威嚇や逃走や服従や攻撃等を含みます。

「ただ単に攻撃行動という場合はうなったり歯をむき出したり

吠えたりという威嚇行動や実際に噛み付くという闘争攻撃を

限定的に意味する」事が、多いようです。

 

攻撃行動を分類すると?

・遊び攻撃行動

これは、遊びの延長として見られる攻撃行動で通常子犬や若い犬に見られ

人間や他の犬と遊んでいる間に吠えたりうなったり歯を当てたり等の行動を

見せ人の手や足や衣服をとらえるのに歯を用います。

またこれは、社会化期における他の犬との接触不足によってなります。

 

・母性による攻撃行動

これは、「母犬が子犬やおもちゃを守ろうとする」時に見せる攻撃行動で

妊娠・出産・想像妊娠等体内におけるホルモンバランスの変化に伴い現れ

「人間が子犬に近づいたり抱き上げようとする」とうなり声を上げたり

噛み付いたりします。

 

・恐怖性攻撃行動

これは、「恐怖が限界に達した」時に出る攻撃行動で苦痛を伴う医学的な治療や虐待や

不適切な罰を原因として追い詰められた時に出易いとされます。

 

・疼痛性攻撃行動

疼痛は、じっとしていても起こる痛みです。

これは、「病気や怪我等によって体の一部や全身に痛みが発生している」時に出る

攻撃行動です。

 

・縄張り性攻撃行動

これは、縄張りを守る為の攻撃行動で縄張りの外にいる動物に対して無反応で縄張り内に

いる動物に対して激しい威嚇をする事を言います。

 

・防護的攻撃行動

これは、飼い主や同居犬を守るための攻撃行動で防護する人と敵の間に立ちふさがる行為を

言います。

 

・犬同種間攻撃行動

これは、オス犬同士やメス犬同士が社会的階級性を競い合って互いを攻撃する事で

年老いた犬や病弱な犬等身体的に弱っている犬を攻撃対象にします。

 

・転嫁性攻撃行動

これは、全く無関係な人や犬を攻撃対象とする事で攻撃行動を邪魔されたり

怒られている時に本来のターゲットからそれてまったく別の対象を攻撃する事です。

 

・食物関連性攻撃行動

これは、自分の確保している食物に対する脅威を感じた時に見せる攻撃行動で「食事中に

他の犬や人が近づいたり視界に入った」時にうなり声を上げたりスナップ

(歯をカチッと鳴らす事)をする事です。

 

・所有性攻撃行動

これは、自分の確保している所有物に対する脅威を感じた時に見せる攻撃行動で

「おもちゃを飼い主が取り上げようとした」時等にうなったり噛み付こうと

したりする事です。

 

・捕食性攻撃行動

これは、「野生の犬が獲物を殺す」時に見せる攻撃行動で小動物の急な動き等を契機として

飼い犬に発生し忍び足で近づきよだれを垂らしながら獲物を見つめたり首筋に噛み付いて

振り回したりする事です。

 

・優位性攻撃行動

これは、社会的序列や相手と自分の関係において優位性を築こうとする時に見せる事で

90%近くのオス犬で社会的に成熟する18~36ヶ月齢に起こり同じ家系に多く見られるので

「遺伝的な要因が関係している」と研究者の間で推察されています。

 

・特発性攻撃行動

これは、「原因が明確ではない」突発的な攻撃行動の事を指してんかん等脳の器質的な疾患の

他に「何らかの薬剤が原因になる」可能性を持っています。

2016年に糖質コルチコイド薬の投与によって攻撃性の増加や活動性の低下といった

「行動変化が引き起こされる」事が、分かっています。

 

攻撃行動を修正する事を難しくしている原因ついて

攻撃行動を修正する事を難しくしている原因は次の通りです。

 

・攻撃行動の要因が複数存在している。

たとえばアメリカのペンシルバニア大学獣医学部付属動物病院(VHUP)の中で

最も多い攻撃行動は「優位性攻撃行動」(20%)と「恐怖性攻撃行動」(10%)です。

しかし単一の原因から起こる攻撃行動はむしろまれです。

多くの場合複数の要因が絡んでいます。

攻撃行動診断で最も多い物は、4タイプ併発です。

最多記録は、9タイプ併発です。
原因によって微妙にしつけの方法が変化します。

なので杓子定規な訓練法だけだとなかなかうまくいかない事があります。

 

・攻撃行動を放置していた期間が長い。

一般的に以下に述べる条件を満たしている時にしつけや行動修正プログラムに対する

リアクションが、良いとされます。

1.攻撃行動の開始時期が遅い
2.攻撃行動の発現から日が浅い
3.攻撃行動がまれである
4.攻撃行動の継続時間が短い
5.攻撃行動の対象が少ない
6.攻撃行動の診断タイプが少ない
7.「しつけに対する家族の意識が高い」為家族が医者の診断に従う

 

・犬が、悪い早期環境で育っている。

犬の置かれた早期環境すなわち社会化期における過ごし方が犬の性格に多大なる影響を

及ぼし後のしつけに対するリアクションを大きく左右します。

 

たとえば哺乳類を用いた実験で以下の様な事例が確認されています。
1.仲間から隔離されたマウスは激しい攻撃行動をする。
2.メスだけに囲まれて育ったオスのマウスは成熟してから激しい攻撃行動をする。
3.仲間から隔離されたアカゲザルは激しい攻撃行動をする。
4.子供のマウスを攻撃的でない母親から攻撃的な母親に育てさせると子供のマウスが

攻撃的になる。

 

マウスやサルだけでなく犬で性格に変調をきたす例が確認されています。

たとえばスコットとフラー(1965)による実験結果は次の通りです。

人と接触する機会をまったく与えられずに生後14週まで過ごした子犬は、

その後いかにハンドリングして社会化しようとしても人に懐かず人に対する社会化を

出来ませんでした。

 

また12週齢以降に犬舎という比較的拘束された環境に犬を入れっぱなしにすると

見慣れない新しい状況に対して異常に臆病な行動を取る犬舎犬症候群

(kennel dog syndrome)は有名です。

 

これらは「社会化期を間違った形で過ごしてしまった」犬が、不健全な性格を

形成してしまう典型例といえます。
この様に「犬の早期環境がどのような状態だったか」によってその後の犬の性格が

大きく左右されます。

 

もし「人間や他の犬の交流が極端に少ない」異常な環境で「犬が育っていた」場合

しつけによって攻撃行動を修正する事は極めて難しいです。

 

攻撃行動を直す方法は?

攻撃行動を直す方法は、次の通りです。

 

・犬の行動クリニックへ犬を連れて行く

行き当たりばったりで的外れなしつけを行っていると時に犬の攻撃行動を

逆に助長してしまう事があります。

 

そういう場合は臨床行動学の専門家に頼る事を必要とします。
専門家に頼るメリットとして命に関わる様な咬傷事故を予防してくれる事や素人に

「看破する事が難しい」攻撃行動の原因を的確に把握してくれる事や最も効果的と

思われるしつけ方法をアドバイスしてくれる事や場合によって

「投薬治療が可能である」事等が挙げられます。
たとえば首都圏で東京大学・獣医動物行動学研究室が犬の問題行動診療を

行っています。

 

またここは行動診療を看板に掲げた動物病院や「ほめてしつける」を

基本方針としたドッグトレーナーリストを持っています

なのでこれは、選択肢として覚えておくと役立ちます。

 

ただししつけ教室にせよ行動クリニックにせよ犬を力で制圧したり体罰を

用いる手法を採用している様な所は避けると無難です。
臨床行動学は、動物の問題行動を専門に扱う学問であり人間界でいう

「精神神経科」や「心療内科」に相当する分野です。

この分野は、「人と動物の双方がストレスフリーで幸せと感じられる」

生活環境を実現する事を最終目標としていて「日本で2013年秋に第一回

獣医行動認定医試験が行われた」比較的新しい領域といえます。

 

・行動修正プロトコール

「動物行動医学」の著者であるKaren Overall女史は、

「攻撃行動は糖尿病と同じく完治出来ない」

「大多数の症例において症状を緩和する事が出来る」

「飼い主の協力と努力の大きさが治療成功の為の

唯一最大の決定因子である」として「飼い主の

やる気こそが犬の問題行動を修正する際に最も大事な

要素である」事を強調しています。
「彼女が具体的に実践している」物は

行動修正プロトコールという物です。

(プロトコールは手順書という意味です)

 

これは、1981年に問題行動治療の先駆者である

ヴィクトリア・ヴォイスによって最初に提唱されました。

 

またこれは後にイアン・ダンバーやブルース・フォーグル等

世界的に著名な獣医で協働して改変を加えたしつけ界の九九

の様な物でアイコンタクト・オスワリ・マテという動作を

基本として散歩・おもちゃ・遊び・食事・睡眠等

「犬が要求している」事を叶える前に必ず基本動作を取らせ

「飼い主の指示に従わないと何一つ欲しい物が手に入らない」と

学習させる事を狙いとしています。
この手法は、「V.ヴォイスが標榜した」Nothing in life is free

というスローガンを直訳して生涯ただの物等ない法と称されます。

 

行動修正プロトコールの主な効果と役割は以下の通りです。

 

1.地位の把握

犬はオスワリやマテをする事で「飼い主が上位である」事や

「自分が下位である」事を自然に理解します。

これは、「下位の者が上位の者に対して下から見上げる」という

行為を自然界において一種の服従のサインと見なせるという事です。

足腰の悪い犬の場合はフセで代用します。

 

2.行動の指針を示す

適切な行動をする事に不安を持っている犬に安心感を与える事が

できます。

動に不安を抱えている犬の心境は、「誰でもいいから対処法を

教えて!」という言葉の通じない外国でパスポートを失くした時の

人間の心境に近いかもしれません。

こういう時人は、指示を求めたくなります。

 

3.リラックス

オスワリやマテをしている犬は走り回っている犬より生理学的

(神経的・内分泌的)に落ち着いた状態にありこうした体勢を

取る事で自然と心身共に沈静化する様になります。

 

4.報酬を得る

犬は、オスワリやマテを通じて「飼い主の要求に従い指示を待ち

服従するとほうびが貰える」事を学習していきます。

要するに「欲しい物がある」時に飼い主の指示に従えば良いという

思考回路が固まってきます。

 

この様に犬の願いを聞き入れる前に必ずアイコンタクト・オスワリ・

マテ・フセという指示に従わせる事は、あらゆる攻撃行動に対して

大なり小なり効果を持っています。

 

こうした基本プロトコールと脱感作や逆条件付けというアプローチ法を

組み合わせて原因や状況に応じた行動修正をしていく事が、

犬の攻撃行動に対する正攻法です。

 

脱感作は、犬の問題行動を誘発する刺激を程度の軽い物から重い物に

段階的に繰り上げて徐々にならせていく手法です。

 

逆条件付けは、犬の怒りや恐れを誘発する刺激を逆に犬にとって

心地よい物として学習し直させる手法です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事を参考にして愛犬の攻撃行動を直したいと思います。

皆さんもこの記事を参考にして愛犬の攻撃行動を直して下さい。

次は、「犬の幸せとストレス」について書こうと思います。

 

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トイプードル

犬における代表的な問題行動は?直すには?

読了までの目安時間:約 8分


皆さんは、犬における代表的な問題行動って何だと思いますか?

それを直すコツって何だと思いますか?

今回は、「犬における代表的な問題行動は何か」という事と

「犬における代表的な問題行動を直すコツ」について書こうと

思います。

犬における代表的な問題行動は?

犬における代表的な問題行動は、噛み癖・無駄吠え・

誰かに飛びついたりうなる事・拾い食い・トイレの失敗・

食糞症です。

 

問題行動を直すには?

・噛み癖を失くすコツは、噛んだ後に口を手で押さえて

「ダメ」と何度も言う事です。

 

・無駄吠えを失くすコツは、噛み癖を失くすコツと同様です。

 

・誰かに飛びつく癖を失くすコツは、「犬が飛びつく」状況を

知りその状況で誰かに飛びつく事と罰を結びつける事や誰かに

飛びつく事をやめる事とご褒美を結びつける事です。

 

・誰かにうなる癖を失くすコツは、犬のうなる原因を理解して

その状況下で誰かにうなる事と罰を結びつける事および誰かに

うなる事をやめる事とご褒美を結びつける事です。

 

・拾い食いを失くすコツは、拾い食いをする事と罰を結びつける

事および拾い食いをやめる事とご褒美を結びつける事です。

 

・トイレの失敗を失くすコツは、トイレの失敗をする原因によって

違います。

 

しつけ不足によるトイレの失敗を失くすコツは、犬をしつけ直す事です。

病気や怪我でトイレを失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、

犬の病気や怪我を治す事です。

 

「犬がトイレを気に食わない」為に失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、

「犬がトイレを気に食わない」理由を突き止めてそれを取り除く事です。

 

服従行動でおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、ペット用のオムツ等を

一時的に装着して犬に向かって手を伸ばしたり犬の目を見つめる等犬の服従行動を

あえて誘発して「犬が服従行動を取った」らその瞬間犬を放置して完全に無視して

服従姿勢を取る事と無視されるという精神的な罰を結び付かせ徐々に仰向けに

ならなくなる様にだんだんとしてオムツをはずした状態で同じ事をするという

行動療法をする事です。

 

もし「犬の服従行動を誘発する物がベルトを犬に向かって振り上げる等かなり限定的な

行動である」場合はそうした行動を犬の前で見せないという単純な心がけだけで十分

予防出来ます。

 

強い恐怖心でおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、

恐怖の対象を排除して犬を激しく動揺させる刺激を弱いものから段階的に強めていき

徐々に慣らしていくという手法である脱感作を行う事です。

 

過剰な興奮でおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、生理的な欲求や

行動欲求を理解して犬の欲求をガス抜きする事です。

 

分離不安でトイレを失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、不安を解消する事や

一人でいる事に対する逆条件付け(苦痛の元を逆に快感の元に転換する)を施す事です。

 

マーキングでおもらしする場合のトイレの失敗を失くすコツは、おしっこをしようと

後足を上げたりしゃがみこんだ瞬間に水鉄砲等で驚かす事です。

 

飼い主の注意を引く為にわざとトイレの失敗をする場合のトイレの失敗を失くすコツは、

排泄行為に対して怒りたい気持ちをこらえじっと無視して「犬が排泄場所から遠のいた」

瞬間を見計らって排泄物の処理をして指定のトイレで排泄できた場合おやつを与えたり

おもちゃで遊んであげる等してうんとごほうびを与えるという風に粗相と飼い主の

関心というリンクを断ち切ってしまう学習の消去です。

 

老齢でトイレを失敗する場合のトイレの失敗を失くすコツは、むやみに怒らずじっと

我慢して犬用のおむつを用意する事です。

 

・食糞症を治すコツは、食糞症の原因によって違います。

 

単調な食事に飽きる事による食糞症を治すコツは、エサの種類を変える事です。

 

エサの種類を変える事による食糞症を治すコツは、エサの種類を元に戻す事です。

 

食事量の不足による食糞症を治すコツは、食事量を増やす事です。

 

食事量の過多による食糞症を治すコツは、食事量を減らす事です。

 

消化器系の異常や未発達による食糞症を治すコツは、獣医さんの診察を受けて血液検査の

数値や寄生虫の有無を確認する事です。

 

ビタミンBやK不足による食糞症を治すコツは、ビタミンを適度に含んだフードに

切り替える事です。

 

消化酵素不足による食糞症を治すコツは、獣医さんの診察を受ける事です。

 

ストレス解消による食糞症を治すコツは、散歩や遊びの量を増やす事です。

 

飼い主の気を引きたいという理由による食糞症を治すコツは、ウンチを食べても犬を

無視する事です。

 

飼い主に叱られたくないという理由による食糞症を治すコツは、ウンチをトイレ以外の

場所にしても叱らない様にしてそのかわり決められた場所でウンチをした場合たくさん

ほめてあげる事です。

 

子犬の頃の生育環境や自分のウンチを食べてくれた母犬の真似やウンチを掃除している

飼い主の真似や「母犬の食糞本能が惰性として残っている」場合の食糞症を治すコツは、

マテやアイコンタクトを完璧にする事です。

 

薬や抗生物質による異常行動という食糞症を治すコツは、「投薬が一時的である」場合

食糞行動を放置するか「犬がウンチをした」瞬間に見えない場所へ隔離して物理的に

接触出来ない様にしたり「投薬が長期にわたる」場合獣医さんに相談して可能であれば

薬の種類を変えます。

 

病気にかかった仲間を隠す為にしている食糞症を治すコツは、容易に隔離出来る場合と

容易に隔離出来ない場合で違います。

容易に隔離出来る場合は病気のペットとそうでないペットを隔離します。

容易に隔離出来ない場合は、「病気のペットがウンチをした」瞬間にすばやく片付けて

物理的に接触出来ない様にします。

 

認知症による食糞症を治すコツは、「犬がウンチをした」瞬間にすばやく後片付けを

する事です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事の内容を参考にして愛犬の問題行動を直したいと思います。

次回は、「犬の攻撃行動」について書こうと思います。

 

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トイプードル

問題行動を悪化させる物は?問題行動における獣医師の役割は?

読了までの目安時間:約 12分


皆さんは、犬の問題行動を悪化させる物って何だと思いますか?

犬の問題行動における獣医師の役割って何だと思いますか?

今回は、この二点について書こうと思います。

問題行動を悪化させる物は?

問題行動を悪化させる物は、優位性理論や直接罰を用いる訓練法や先天的な要因です。

 

・優位性理論

優位性理論(Dominance Theory)は、「問題行動の原因は自分の階級を上げようと

する犬達の出世欲にある」とする説です。

 

米国獣医動物行動研究会(AVSAB)は、犬に対する罰を正当化してきたと思われる

優位性理論に関する声明を発表して優位性理論の存在意義はもはや無くなりつつある事を

明言しています。

 

以下は、優位性理論に関する声明の要約です。
「問題行動の原因は自分の階級を上げようとする犬達の出世欲にある」とする

優位性理論によると「問題行動を起こさない様にする為に飼い主がアルファ(ボス)になって

犬達に出世を諦めさせる」事を必要とする。

そして「飼い主がボスになる」為に時にアルファロールやマズルコントロールの様な力技を

必要とする。

しかしこうした認識が、飼い主によるペットに対する体罰を助長して問題行動を悪化させて

安楽死の数を増やしている真犯人ではないだろうか?

野生の動物や飼育されている動物は、階級闘争(資源に対する優先順位を高める)の為に

攻撃性を見せる事は、確かにある。

しかしそれだけで全ての行動は、説明出来ないだろう。

たとえば無駄吠えや無秩序なあいさつや呼んでも来ない等の問題行動は、階級と全く関係なく

「飼い主が偶発的に強化してしまった」結果に過ぎない。

優位性理論は、「何かしらの争い事があった」時にその原因として自動的に想定されるべき物

ではない。

人間の世界で常に「リーダーがプレッシャーをかけて方向性を指示する」様な恐怖政治と

権力乱用は、消極的な服従だけ誘起してベストパフォーマンスをチームから引き出さないと

明らかになっている。

全ての動物種に適用出来る様な確固たる科学的基盤をもった学習原理を用いる事が、

動物を訓練したり行動に修正を加える際の妥当な方法であり「私達がペットと意思の疎通を図る」

際の要となるでしょう。

その方法は、優位性理論に則って誤った行動に罰を加える事ではなく正しい行動に報酬を

与えて強化して誤った行動に報酬を与えないという事です。

 

「AVSABがこうした声明を発表した」背景にアメリカ国内におけるショービズの影響が、

多少あります。

犬のしつけをテーマとしたとある番組で視聴者をひきつける「見せ場」を作る為に力づくの

アルファロールや「犬が苦手としている」刺激の中に放り込んで克服させようとする氾濫法等が、

放映されます。

「こうしたしつけ方を素人が見よう見まねで行ってしまう」事は、犬と飼い主の信頼関係を

崩すばかりか時に反撃行動から咬傷事故に繋がる事になりかねません。
AVSABの声明文にマスメディアによる面白半分のしつけ方法を牽制して咬傷事故の結末として

シェルター(動物保護施設)に送られるペットの数(2011年度で約150万頭)をこれ以上

増やさない様にするという狙いが、あります。

 

・直接罰を用いる訓練法

直接罰は、「罰を与えている人物が飼い主である」と「犬が認識している」状態で与える罰の事で

体罰もこの中に含まれます。

以下はアメリカのしつけ教本の中に記されている直接罰を用いた訓練法です。

 

こうしたしつけ方は、まるで伝言ゲームの様に海を越えて若干のマイナーチェンジを経て

日本国内で聞いていると思います。

 

・歯をむいてうなったとき
犬が服従してうなるのをやめるまでムチで打つ。強く打つ時は体の前部や後部の

「筋肉がしっかりついている」部分やお尻を打つ事。

 

・穴を掘るとき
犬が掘った穴に水を入れて「犬が溺れてしまいそうになる」まで頭を水の中に突っ込む。

翌日同じ穴に連れて行き「犬が穴を掘る」かどうか確かめる。

 

・犬の服従心を高めるとき
チョークチェーンをぐいと引く。「犬は悲鳴を上げる」かもしれないがひるんではいけない。

なぜなら鳴くのは犬が飼い主を操ろうとしているから。

 

・オスワリやマテをしつける
クリップ留めタイプのチョークカラーを犬の首の高い位置に装着して上方にぐいと引っ張る。

 

・オイデをしつける
リードを付けて呼び声を掛けた後に訓練者の方に荒々しくすばやく引っ張る。

 

・悪さをした子犬を叱るとき
両首をしっかりつかみ犬の上半身を地面から持ち上げ何回か振り回す。

これは、スクラフアンドシェイクという方法である。

優位性を示しやすい犬種ほどあごの下をがっちりつかむ事。

 

イルカの調教師としてキャリアを積みクリッカートレーニングの普及に尽力した

カレン・プライア女史は著書うまくやるための強化の原理・二瓶社の中で

「動物にとってトレーナーは、面白くてわくわくする好子(ごほうび)をくれて

生活を楽しくする宝庫である。

トレーナーにとって動物の反応は、面白くて強化的である。

それによりお互いに愛着が芽生えるのは当然であろう」と述べています。

つまり「ほめてしつける→ペットが喜んで学習する→しつけがうまくいく→飼い主が楽しくなる→

ほめてしつける」という好循環が生まれるという訳です。

 

罰のうち特に「罰の執行人が飼い主である」とばれた状態で与える直接罰を用いるしつけは、

「好循環と真逆の悪循環が生まれる」危険性を持っています。

 

「ペンシルベニア大学ライアン病院が発表した」研究報告によると望ましくない行動をした犬を

叩いたり蹴ったりする・犬が口にくわえたものを力ずくで放させる・アルファロールをする

(力ずくで仰向けに寝かせて押さえつける)・にらんだり犬が目をそらすまで凝視する・

ドミナンスダウンをする(力ずくで横向きに寝かせる)・犬の顎をつかんで左右に振る等

体罰や不快感を伴うしつけを受けた犬の少なくとも1/4から攻撃的な反応が、引き出されたと

されています。

 

自分を肯定的に評価してくれる相手に好感を抱く現象は心理学用語で好意の返報性と言います。

犬をほめてしつけた時に生まれる好循環は、好意の返報性と言えます。

直接罰を用いてしつけた時に生まれる悪循環は、敵意の返報性と言えます。

 

・先天的な要因

動物行動医学・チクサン出版社の著者カレン・オーバーオール女史は、勤めている

ペンシルバニア大獣医学部付属動物病院(VHUP)の行動クリニックで「問題行動を

起こすペットの多くは、「しつけが誤っている」のではなく「実際に異常がある」事や

「問題を引き起こしている器質的(先天的)な原因があった」としています。

こうした先天的な要因に対して彼女は、「今後薬理学の分野が台頭するのではないか」と

述べています。

 

また犬猫の問題行動専門家ヴァレリー・オーファレル女史は「悲しいけれど問題犬を飼っている

飼い主の方に落ち度があるという現実であり同時にまた神話である」として犬の側に問題点が

ある事を指摘しています。

 

アメリカで1995年以降動物行動医学は、専門委員会による正式認可を受けた専門分野と

なっており獣医学のカリキュラムに加えられました。

専門家をトレーニングする為の厳格かつ一貫した基準が、提供されています。

そして米国の多くの州で動物の問題行動に対して診断を下したり特定の治療を進めたり必要な

薬物を処方したりできる人物は、免許を保有する獣医師だけです。

「先天的な要因に対して獣医師が薬を処方する」事や「後天的な要因に対して獣医師や信頼の

置けるトレーナーに飼い主がトレーニングを委託する」事という形が、浸透しつつあります。

 

犬の問題行動における獣医師の役割は?

日本で近年獣医学教育の正規カリキュラムに動物行動学と臨床行動学が、取り入れられました。

また2013年秋に第一回獣医行動認定医試験が、行われました。

こうした流れは、「獣医師の役割が今までの病気を治す人という枠を超えペットの行動を直す人

という枠にまで広がりつつある」事を意味しています。

つまり「犬がうなったら口を押さえつけてじっとにらみなさい!」というトンチンカンな

アドバイスをする獣医師が、今後少なくなっていく事を期待できるという事です。
臨床行動学の最終目標は、人間と動物の関係性を「飼い主が望む」姿に再構築して

そのプロセスを通じて動物のストレスを軽減し動物の心理的健康を守る事です。

つまり「人と動物の双方がストレスフリーで幸せと感じられる」生活環境へ導く事が、行動診療の目的です。
動物病院にとって行動診療は、診療時間あたりの収益として必ずしも大きくありません。

なので動物病院は、導入する際少なからず二の足を踏んでしまいます。

しかしその一方で導入すると以下の様なメリットが、あります。

 

・飼い主と信頼関係を築き上げる
・動物が行動診療を通じて病院やスタッフを好きになる
・病院の診察や治療効率が向上する
・パピークラスの開催等地域社会における啓蒙の場になる

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事を参考にして犬の問題行動を悪化させない様にしたり犬の問題行動を直す時に

獣医師に頼ったりしたいと思います。

次回は、「犬の代表的な問題行動は何か」という事や「犬の代表的な問題行動を直すコツ」

について書こうと思います。

 

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トイプードル

問題行動とは?予防するには?

読了までの目安時間:約 8分


皆さんは、問題行動って何だと思いますか?

その予防法って何だと思いますか?

問題行動とは?

犬や猫の問題行動(behavior problem)は、飼い主の家庭内だけにとどまらず

時に近隣住民をも巻き込んだトラブルに発展することもあるやっかいな問題です。

私達は、問題行動を理解する為に比較対象として正常行動と異常行動について

知らなければなりません。

 

正常行動
正常行動は、その動物種に広く見られる行動です。

多くはエソグラムという形で現れます。

・エソグラム(ethogram)は動物行動学において用いられる言葉で野生動物の

見せる一連の行動要素をリスト化してそれを時間的・空間的・順序的にどのように

発現するかを細かく記録・解析した物です。

これは、自然環境と飼育環境下における動物の行動の違いを明確化する際等に利用されます。

 

異常行動
異常行動は、動物種として本来持っていない行動(食べ物以外の物を摂取する異嗜)や

頻度・強度が異常に多いか低い行動(無目的な同じ行動を延々と反復する常同行動)や

本来見せるべき種に固有の行動を発現しない事等を指します。
こうした定義によると犬の異常行動の全てが問題行動と言えません。

逆に問題行動の全てが異常行動に当てはまるわけでもありません。

 

「犬がしっぽを追いかけて延々と走り回る」・「飼い主は笑っている」という場合は、

「犬が異常行動を示している」にかかわらず飼い主はそれを正常行動とみなしています。

また「じゅうたんの上でおしっこした犬を叱る」という場合は、犬にとって「おしっこは

正常行動である」にかかわらず飼い主はそれを問題行動とみなしています。
この様に犬の問題行動は、正常行動と異常行動のどこで線を引くかによって変わる極めて

流動的な物と言えます。

 

問題行動を予防するには?

問題行動を予防する方法は、タイムアウト・フォーマットトレーニング・

リラックスシグナルです。

 

・タイムアウト

これは、犬に対する注目やふれあいや関心を一切遮断して一定期間「空気」の様に扱う事です。

犬のわがままを予防する為に家族全員が一貫してこのルールに従わなければなりません。

気を引く為にキャンキャン吠える時や顔や鼻をなめる時や飛びつきじゃれかかる時や

ぴったりついてきてあとを追う時や手を甘噛みして来る時という問題行動の芽を見られる瞬間に

これは、使えます。

 

「遊びたい」・「触れ合いたい」・「散歩したい」といった欲求を抱えている犬にこの

タイムアウトを適用すると欲求不満という苦痛が、そのまま罰の代わりになってくれます。

 

罰の効果を高める為に犬をクレートや飼い主と別の部屋に閉じ込める方法や

「飼い主自身が退室する」という方法はタイムアウト同様に効果的です。

 

しばらくタイムアウトして「意気消沈した犬が問題行動の芽を見せなくなる」瞬間を見計らって

ごほうびを与えます。

 

これは犬に「おとなしくしている方が逆にごほうびが貰える!」と学習させる事が狙いです。
最初は、単におやつや「いいこ」等のほめ言葉から始めておとなしくする事と報酬の結びつきを

強化します。

その後「犬がフォーマットトレーニングを終えた」場合は、「問題行動の芽が出た」タイミングで

まず「オスワリ!」と指示を出して上手く出来たらご褒美をあげて出来なかったらタイムアウト

という具合に切り替えていきます。

 

・フォーマットトレーニング

フォーマットトレーニングは、犬の状態を初期化(フォーマット)する為の

基本トレーニングです。

ここで言う「初期化」はアイコンタクトとオスワリとマテのことを指しています。

これは食事・散歩・遊び・ふれあい・マッサージ・グルーミング・飼い主の関心等犬にとって

必要不可欠な刺激を与える前および問題行動が見られた瞬間に必ず犬をフォーマットするという物です。

フォーマットトレーニングに必要な事は、アイコンタクトをする事とオスワリとマテを覚えさせる

事です。

 

ジョン!という風に名前を呼ぶ→(アイコンタクトして犬が飼い主に近づく)→

オスワリと犬に言う→(犬が座る)→マテと犬に言う→(10~30秒程度犬が待つ)→

ヨシ!と犬に言う→犬にごほうびを与える

という風にアイコンタクトとオスワリとマテの3つを1セットで行い7週齢から始めて

屋内外あらゆる場所で行い最初の頃にランダムに5~10分のトレーニングセッションを

1日5~6回行い慣れてきたら食事・散歩・遊び・ふれあい・マッサージ・グルーミング・飼い主の

関心等犬にとって心地良いと思われる物を提供する前に必ずフォーマットをする様にすると自分に

とって必要な物を手に入れる為にいったんフォーマット(飼い主の前でアイコンタクト・

オスワリ・マテをする)しないといけない事を学ばせます。

 

その際は、なるべくたくさんの人で行い無節操にごほうびを与えると逆に犬の頭を混乱させるので

家族全員同一のルールで行います。

これをする時は、犬を操っているのではなくルールを教えているという風に考えます。

 

・リラックスシグナル

リラックスシグナルは、「犬がリラックスする」時に肉体的・心理的状態と結びつける特定の環境刺激です。

 

特定のラグマットの上に犬を横に寝かせて「水の音が流れる」環境音楽CDをかけてゆっくり

優しくマッサージしてあげると犬は、その時の状態と環境刺激(ラグマットや水の音)を

結びつけて記憶します。

これは学習理論の内の「古典的条件付け」に当たるものです。

この条件付けをあらかじめ成立させておくとこれは、様々な場面で役立ってくれます。

 

留守番している時に環境音楽をかける
「問題行動が起こりそう」な時にこうしたリラックスシグナルを用いると犬の不安・恐怖・

興奮を相殺してくれる為に事前に「行動が抑制される」という寸法です。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

私は、この記事の内容を参考にして愛犬の問題行動を予防したいと思います。

次回は、「問題行動を悪化させる物」や「問題行動と獣医師の役割」について

書こうと思います。

 

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犬の芸について

読了までの目安時間:約 17分


皆さんは、「犬の芸に何があるか」知っていますか?

皆さんは、愛犬にどれ位芸を教えていますか?

今回は、「犬の芸に何があるか」や「芸を教える為に

必要な物」や「芸を教える手順」について書こうと思います。

 

犬の芸に何があるの?

お手・おかわり・ジャンプ・ハイタッチ・ちょうだい・おじぎ・キス・鼻パク・取って来い!・

ハンドパワー!マジック!・うなづき・どっちの手に入っているか?・バック・クロール・

前足交差・スピン・死んだ振り・お返事・チョップ止め・餌入れひっくり返し・ドア開け(閉め)・

ペットボトル餌出し・タオルほどき・八の字くぐり・ゴミ箱にポイッ・クシャミでティッシュ・

靴下脱がし・おんぶ・内緒話・オモチャ乗せ・催眠術犬・コーナー・顔隠し・腕くぐり・パカポコ・

反省・ダンス・逆立ち・ムーンウォーク・ケンケン・お休み・ヒップアップ・でんぐり返し・

だるまさんがころんだ

 

芸を教える為に必要な物事は?

・犬の学習パターンを理解する。

 

・ご褒美や気の散らない環境を準備する。

 

芸の教え方は?

初級の芸について

お手

1.犬と正面から向き合う

2.犬の右前足を持ち上げながらお手と言う。

3.その状態で5秒くらいキープする。

4.犬の右前足を床(地面)に下ろして大袈裟な位犬を褒める。

5.1~4を何回か繰り返す。

6.愛犬の前に飼い主の手だけを差し出す。

おかわり

教え方はお手と同じです。

ただし犬の手は左前足になります。

ジャンプ

1.低い高さの物を犬にまたがせる。

2.「犬が物をまたぐ」瞬間にジャンプと言う。

3.「犬が物をまたいだ」瞬間にご褒美をあげる。

4.徐々に高さのある物に変えて出来た瞬間にご褒美をあげる。

ハイタッチ

1.犬にお手をマスターさせる。

2.飼い主がごほうびを持っている手を徐々に上げる。

  (犬が自分の頭より高い位置まで前足を上げる様にしつける)

3.飼い主がご褒美を持たずに手を高く上げて犬に手を触る様に促す。

4.犬にハイタッチという指示語と行動を関連付けさせる。

5.犬に指示語だけを出す。

ちょうだい

1.犬にオスワリをマスターさせる。

2.犬に両方の前足を上げて立つ様に促す。

3.犬にちょうだいという指示語と行動を関連付けさせる。

4.指示語の直前に犬の前に握りこぶしを突き出す等のハンドシグナルを見せる。

5.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

おじぎ

1.犬に前足を曲げさせる。

2.犬に前足をたたませる。

3.犬におじぎという指示語と行動を関連付けさせる。

4.指示語の直前に飼い主のつま先を地面に着ける等のハンドシグナルを見せる。

5.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

キス

1.犬にチュッと言う。

2.キスする様に犬に顔を近付ける。

3.犬に顔を舐めさせる。

鼻パク

1.犬にマテをマスターさせる。

2.飼い主のご褒美を持っている手を犬の鼻の上に持って来て

  マテをさせる。

3.ご褒美を犬の鼻の上に乗せてマテをさせる。

取って来い!

1.対象物を決める。

2.犬に対象物を触れさせる。

3.犬に対象物をくわえさせる。

4.対象物を犬から少し離れた場所において犬が対象物に近づいて

  くわえる様にする。

5.犬が対象物を飼い主に持って来る様にする。

6.移動距離を伸ばす。

7.犬にボール等の指示語と行動を関連付けさせる。

8.指示語だけを犬に出す。

ハンドパワー!マジック!

1.犬の前に手をかざしながらヤーと言う。

2.犬の前に手をかざしながらヤーと言う瞬間に耳を

  後ろにしたり声を出す様に餌を使って犬に仕向ける。

うなづき

1.鼻先に餌を持って行く。

2.手を下に動かして「犬がうなづいている」様に見せる。

3.餌を持たずに手を下に動かして「犬がうなづいている」様に見せる。

どっちの手に入ってるか?

1.手の中に餌を隠し握る。

2.どっちの手に入ってるか?と言いながら

  犬の鼻のそばに手を持って行く。

3.犬に臭いを嗅がせる

4.犬の手がタッチ出来る様に誘導します。
5.慣れてきたら両手をグーで出してどちらか当てる様にする。
6.当たってたら餌をあげて当たらなかったら餌をあげない

 (犬に残念と言う)を繰り返します。

中級の芸について

バック

1.犬をバックさせる。

2.バックする距離を伸ばす。

3.犬にバックという指示語と行動を関連付けさせる。

4.犬に指示語の直前に人差し指で後方を指す等のハンドシグナルを見せる。

5.犬にハンドシグナルだけを見せる。

クロール

1.犬にフセをマスターさせる。

2.犬に這って進ませる。

3.移動距離を伸ばす。

4.犬にクロールという指示語と行動を関連付けさせる。
5.犬に指示語の直前に指先で床に縦線を引く等のハンドシグナルを見せる。
6.犬にハンドシグナルだけを見せる。

前足交差

1.犬にフセをマスターさせる。

2.対象物を決める。

3.犬に片足で対象物を触らせる。

4.対象物をずらして犬が前足を交差させる様に促す。

5.犬にクロスという指示語と行動を関連付けさせる。

6.ターゲットを失くして指示語を出す。

7.指示語の直前に右足を前に出すというハンドシグナルを犬に見せる。

8.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

スピン

1.犬にその場で1回転させる。

2.犬にスピン等の指示語と行動を関連付けさせる。
3.犬に指示語の直前に指で円を描く等のハンドシグナルを見せる。
4.犬にハンドシグナルだけを見せる。

死んだ振り

1.犬にフセをマスターさせる。

2.犬の体をねじる。

3.犬を横たわらせる。

4.犬を腹ばいにさせる。

5.待機時間を延ばす。

6.犬にバン!等の指示語と行動を関連付けさせる。

7.指示語の直前に指鉄砲等のハンドシグナルを犬に見せる。

8.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

お返事

1.犬に向かって飼い主の手をあげる。

2.犬に「飼い主が手を上げる」瞬間に声を出す様に餌を

  使って仕向ける。

チョップ止め

1.犬に立つ事を覚えさせる。

2.飼い主が立っている犬にチョップしようとしたら犬の

  両前足で防御する様に餌を使って仕向ける。

餌入れひっくり返し

1.飼い主が餌入れを指差してその上に手を乗せる様に誘導する。

  犬が餌入れに手を乗せたら餌をあげる。

2.犬に飼い主が餌入れをひっくり返す姿を見せる。

3.飼い主が犬の手を持って餌入れをひっくり返す。

4.餌入れの下に餌を隠して犬に餌入れをひっくり返す様に仕向ける。

  犬が鼻で餌入れを突いてずらして餌を食べようとしたら餌を

  食べさせない様にする。

  犬が餌入れをひっくり返せたら餌を食べさせる。

ドア開け(ドア閉め)

1.餌を持って二足立ちで犬の手が扉にかかるように誘導する。
2.犬が扉を押して偶然でも開いたら(閉まったら)すぐ褒めます。

ペットボトル餌出し

1.ペットボトルに餌を入れる。

2.ペットボトルを犬の前に置きながらマテと言う。

3.犬にヨシと言ってペットボトルの中にある餌を食べる様に仕向ける。

4.犬が餌を食べる様子を見守る。

タオルほどき

1.タオルを縛らずにタオルの中に餌を隠す。

2.餌を隠しているタオルを犬の前に置きながらマテと言う。

3.ヨシと言って犬にタオルの中にある餌を食べる様に仕向ける。

4.すぐほどける様に軽く縛って練習を犬にさせる。

5.1回普通に縛って練習を犬にさせる。

6.タオルを強く縛ったり二重三重にタオルを縛ったりして練習を犬にさせる。

八の字くぐり

1.餌を手に持ち足の間から餌を見せて「犬が止まっている」状態で八の字に

  手を動かして犬を誘導する。
2.八の字にくぐれるようになったら今度は、前や後ろに歩いて練習する。

ゴミ箱にポイッ

1.犬に持って来いをマスターさせる。

2.ゴミ箱まで持ってこれたら「ポイっ」の合図でゴミ箱に落とす指示を出す。

3.出来たら褒める。
4.指示語を「ゴミ箱にポイして」に変える。

クシャミでティッシュ

1.犬に持って来いをマスターさせる。

2.最初はそばでティッシュの箱からティッシュをつまんで引っ張る練習を

  犬にさせる。

3.「犬が慣れて来た」ら犬にティッシュ持って来てと指示する。
4.「犬が慣れて来た」ら飼い主が犬から距離離れてティッシュ持って来てと

  指示する。
5.「飼い主がクシャミをした」ら犬にティッシュ持ってくる様に指示する。

靴下脱がし

1.靴下の先を咥えやすいように手で持ち引っ張り易い様にして練習して

  引っ張れたら餌をあげるという動作を繰り返します。

2.出来る様になったら普通に履いた靴下を脱がしてくれる様に練習する。

おんぶ

1.餌を手に持ち四つん這いに低くかがんで犬が背中に乗る様に誘導して

  乗れたら餌をあげながらおんぶの言葉を言う。
  (一人で難しい場合は、他の人に手伝ってもらい指示語のおんぶで背中に乗る練習します)
2.これを繰り返します。
3.背中が少し斜めになるようしゃがみおんぶの指示で背中に乗る様に練習する。
4.できるようになったら膝で立ちその状態で練習する。

内緒話

1.餌を手に持って犬の耳の側に手を持って行き何なに?の言葉で犬の声を出す様に仕向ける。
2.慣れて来たら餌なしで耳の横に手を持って行き何なに?の言葉で犬の声を出す様に仕向ける。

おもちゃ乗せ

1.犬にマテをマスターさせる。

2.マテ!と言いながら犬の頭上にぬいぐるみを乗せる。

催眠術犬

1.手に餌を持ってそれを下げるようにして犬の姿勢が低くなるように誘導しながら、

  手をクルクルさせて犬が手をクルクルさせるハンドシグナルで犬に目を瞑る様に

  練習する。

2.コケコッコーの指示語で犬が目を開ける様に練習する。

上級の芸について

コーナー

1.ターゲットを決める。

2.犬にターゲットを鼻で触れさせる。

3.犬がターゲットに触れている時間を長くする。

4.ターゲットを徐々に高くする。

5.犬にコーナーという指示語と行動を関連付けさせる。

6.ターゲットを小さくする。

7.ターゲットを失くす。

8.指示語の直前に壁を指差すというハンドシグナルを犬に見せる。

9.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

顔隠し

1.犬にお手をマスターさせる。

2.ごほうびを手の下に置き犬の顔が自分の前足の

  下に来る様に誘導する。

3.犬にフェイスという指示語と行動を関連付けさせる。

4.指示語の直前に腕で顔を隠すというハンドシグナルを犬に見せる。

5.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

腕くぐり

1.犬に片腕を飛び越えさせる。

2.飼い主が腕を使って輪を作る。

3.犬に輪をくぐらせる。

4.輪を小さくする。

5.輪の位置を高くする。

6.犬にくぐれという指示語と行動を関連付けさせる。

7.指示語だけを犬にする。

パカポコ

1.飼い主の足の間に犬を誘導する。

2.飼い主の足の甲をやや内側に向けて犬が自然と

  その上に乗る様に誘導する。

3.飼い主の足の甲を動かして犬にそのままの状態で

  付いてくる様にする。

4.移動距離を伸ばす。

5.犬にパカポコという指示語と行動を関連付けさせる。

6.指示語の直前にその場で足踏みする等ハンドシグナルを犬に見せる。

7.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

反省

1.犬に片方の前足を飼い主の腕に掛けさせる。

2.犬に両方の前足を飼い主の腕に掛けさせる。

3.犬に両方の前足を飼い主の腕に掛けた状態で首を下げさせる。

4.犬に反省という指示語と行動を関連付けさせる。

5.腕を他の土台に変える。

6.指示語だけを犬に出す。

ダンス

1.犬を立たせる。

2.犬が立っている時間を延ばす。

3.犬を歩かせる。

4.犬にダンスという指示語と行動を関連付けさせる。

5.指示語の直前に両手の平をかざす等のハンドシグナルを犬に見せる。

6.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

逆立ち

1.犬の後ろ足を段に乗せる様に促す。

2.段を高くする。

3.犬に逆立ち等の指示語と行動を関連付けさせる。

4.段差を取り去って飼い主の腕で犬に逆立ちをさせる。

5.補助腕を取り去る。

6.指示語の直前に人差し指を天井に向ける等のハンドシグナルを犬に見せる。

7.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

ムーンウォーク

1.犬におじぎをマスターさせる。

2.犬におじぎをさせている状態で1歩後退させる。

3.バックする距離を伸ばす。

4.犬にムーンウォーク等の指示語と行動を関連付けさせる。

5.指示語の直前にハンドシグナルを犬に見せる。

6.ハンドシグナルだけを犬に見せる。

ケンケン

1.犬にお手をマスターさせる。

2.前足の滞空時間を延ばす。

3.前足を上げさせたまま前進させる。

4.歩数を伸ばす。

5.犬にケンケン等の指示語と行動を関連付けさせる。

6.指示語だけを出す。

お休み

1.毛布の端を犬にくわえさせる。

2.犬に毛布をくわえさせる時間を延ばす。

3.犬に毛布という指示語と行動を関連付けさせる。

4.犬を毛布の上で寝転がらせる。

5.犬の回転数を増やす。

6.犬にお休みという指示語と行動を関連付けさせる。

7.「犬が毛布をくわえる」という動作と「犬が毛布の上で

  寝転がる」という動作の二つの動作を合わせる。

  (毛布とお休みという二つの指示語をお休みという一つの指示語に統一する。)

8.指示語の直前にハンドシグナルを見せる。

ヒップアップ

1.四つん這いであるタテの姿勢から犬の手が

  折りたためる様に餌を鼻の前に出します。
2.それを押す感じで前足がたためる様に誘導して

  前足が床についたら即餌をあげる。
3.これを繰り返す。

でんぐり返し

1.飼い主の膝に「犬が頭を当てて頭を丸める」様に

  飼い主が誘導する
2.飼い主は両手で回す補助をする。

3.慣れれば補助がなくても自分で頭を丸めて回る。

だるまさんがころんだ

1.「だるまさんがころんだ」と言葉の時に前へ来る様に

  手でオイデの合図をする。

  「だるまさんがころんだ」がいい終わった頃に犬が

  止まる様に「マテ」の合図をする。
2.1を繰り返す。

3.「だるまさんがころんだ」の指示だけを出す。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

我が家の愛犬であるハッピーは、お手やおかわりを出来ます。

私は、この記事を参考にして愛犬にこれからも芸を教えようと思います。

皆さんもこの記事を参考にして愛犬に芸を教えると楽しいと思いますよ~。

次回は、犬の問題行動とその予防法について書こうと思います。

 

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