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ペット産業の業種とは?市場規模は?

読了までの目安時間:約 5分


 

 

 

ここ最近は、犬の殺処分に関する事について書いて来ました。

今回の記事からしばらくは日本のペット産業について書こうと

思います。

 

ペット産業の業種とは?

現在犬等のペットの生体市場等を合計すると9000億円に届きそうな程

巨大なマーケットが存在しています。

そんなペット産業の業種は、以下の通りです。

・生産  

この業種の仕事に従事している人は、子犬や子猫を繁殖しています。

2008年度で1,728件の業者が登録されています。

・せり市

せり市は、オークションを意味しています。

この業種の仕事に従事している人は繁殖業者とペットショップの

バイヤー等に会場を提供します。

2008年度で全国で15の業者が確認されています。

・卸売  

この業種は繁殖業者とショップの橋渡しをする仕事です。

2008年度で283件の業者が登録されています。

・小売  

この業種の仕事に従事している人は一般購入者に対して犬や猫を販売します。

2008年度で5,525件の業者が登録されています。

・その他

トリミング等のサービス業や犬猫に関したペットグッズを製造する製造業や

海外から純血種の犬や猫を輸入する輸入業等がこの中に含まれます。

 

平成13年度に環境省によって行われたアンケート調査によると犬猫等のペットの

ペット流通業界の模式図は、以下の様な形になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

業務区分アンケートによると「単一の業種を専門で行っている業者より複数の業種を

兼業している業者の方が圧倒的に多い」という結果が出ました。
具体的な形態と数字は以下の通りです。

生産のみ    4.5%

小売りのみ   21.3%
生産+卸売+小売 34.3%
生産+小売   17.5%
卸売+小売   9.2%
生産+卸売   5.4%
全体の6割以上が兼業という形で経営を行っている様です。

 

ペット産業の市場規模は?

ペットデータ年鑑2009によると2007年度におけるペット関連市場の総額は

およそ8,985億円でした。

その内訳は、生体市場 13.5% ペットフード市場 40% ペット用品市場 24%

ペット関連サービス市場 22%という内訳になっています。

更にペット生体市場の内訳は、総額1,219億円 犬 55.7%、猫 15.3% となっています。

 

太田匡彦さんは、犬を殺すのは誰かという本で2008年度における犬の流通量と

流通ルートについての概算を出しています。

生産頭数の59万5000頭に対して実際にペット飼育者の元へ行き渡る頭数を58万頭と

推計されていて到達率は97.5%です。

残りの15,000頭近くは、病死やブリーダーによる買い取りや悪質な業者による遺棄等

により流通の闇に葬り去られていると予想されています。

なお2001年に行われた環境省による推計で到達率は87%となっています。

 

ペットフード協会で公開されている全国犬猫飼育実態調査によると平成24年度のおける

犬の飼育頭数は1,153万頭と推計されています。

また現在犬を飼っている世帯は16.8%と推計されています。

因みに今後犬を飼いたいと思っている世帯は30.4%と推計されています。

 

皆さんは、この記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きペット産業に関する事について書こうと思います。

 

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トイプードル

ヨーロッパ諸国でノーキルポリシーを実践している団体とは?

読了までの目安時間:約 6分


 

 

 

今まで4回続けてアメリカでノーキルポリシーを実践している

団体について書きました。

今回は、ヨーロッパ諸国でノーキルポリシーを実践している

団体について書こうと思います。

 

ヨーロッパ諸国でノーキルポリシーを実践している団体とは?

・RSPCA

RSPCA は、英語で The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals の略で

日本語で英国動物虐待防止協会です。

この団体は、1824年にロンドンで設立されました。

その時の会員はわずか22名でした。

「1840年にヴィクトリア女王の認可がこの団体に下りた」後団体名に Royal が付き現在の

RSPCA と名乗る様になりました。
この団体は、ロビー活動(政治家に対する働きかけ)に熱心で1835年に成立した

動物虐待防止法や1876年に成立した動物実験統制法や1911年に成立した動物保護法や

2006年に成立した動物福祉法に影響を及ぼしました。
この団体は管轄を5つの地区(Region)に分割してさらにその下にグループ(Group)という

サブクラスを設けて効率的に活動しています。

 

活動の拠点となる主な機関は以下です。

◊ナショナルコントロールセンター

一般市民の中にいるメンバーから通報を受け取り最寄りの調査員に調査依頼を出す

RSPCAセンター

様々なケガや病気をもつペットや家畜動物の世話をしたりボランティアをつのり

動物にとって一番よいと思われる環境作りや飼い主探しに取り組んでいる

◊野生動物センター

病気等をした野生動物を世話して元の環境に無事戻れる様にしている

◊病院

動物に対して医療サービスを行う

◊支部

動物達に適した飼い主を見つけたりマイクロチップや動物の治療や避妊去勢手術等の

アドバイスを提供したりペットショップの経営に携わる

 

・Dog Trust

Dog Trust は、日本語でそのままドッグトラストです。

この団体は、1891年に創立されたイギリスの慈善団体です。

団体の名称は、National Canine Defence League でした。

しかしこの名称は、2003年に現在の名称である Dog Trust に改称されました。

大きな特徴は、支援の対象を犬に限定している点です。

因みにこの団体のスローガンは、以下です。

♠犬はクリスマスのためではなく人生を豊かにする為に存在している

♠ドッグトラストは、決して健康な犬を殺さない

 

この団体は、こうしたスローガンを実現する為に主に以下の様な活動を行っています。

♣捨てられた犬の再トレーニング

♣里親探し(リホーミング)

♣マイクロチップの普及

♣不妊手術の実施

♣断尾や不要な安楽死に対する抗議運動

♣クルーエルティフリードッグの推薦

 クルーエルティフリードッグは、英語で cruelty-free dog 日本語で虐待のない

 環境で生み出された犬です。

 この言葉は、動物の福祉を無視した環境で大量繁殖させるパピーミルや

 バッテリファーミングに対抗する考え方として生み出されました。

♣チャリティイベントの開催

 

・Tierheim

ティアハイム(Tierheim)はドイツ国内にある動物保護施設の総称です。

 ドイツ語の Tier と heim は、日本語でそれぞれ動物と家を意味します。

ドイツにおける動物の保護施設の歴史は古いです。

1800年代中ごろに既に動物の保護施設の原型が出来上がっていました。
その中で最大の施設が首都ベルリンにあるティアハイム・ベルリンです。

総面積16万平方メートル(サッカーフィールド38面分)の広大な敷地内に約1,500匹の

動物が暮らしています。
しかしこの団体は、引き取った動物を無条件で保護し続けるサンクチュアリではなく

分類上ノーキルシェルターです。

よって「死期が近い」病気を持っている場合や攻撃性を始めとする極度の行動障害を

持っている場合は、安楽死の対象となります。

一方で性格面や健康面において問題ないと判断された動物に関して「里親が見つかる」まで

その動物は半永久的に保護されます。
施設にかかる一日の経費は約1,100~1,900ユーロ(約15~27万円)でそのほとんどを

1万5千人いる会員による寄付金によって賄われるといいます。
2005年の統計によるとこのティアハイム・ベルリンに収容された動物の合計は10,138匹でした。

養子縁組率は約98%でした。

具体的に言うと1,781頭の犬や4,713匹の猫や2,591匹のウサギ等の小動物や621羽の鳥や

140匹の爬虫類が新しい家族の元へ引き取られて行きました。

 

皆さんは、これらの団体について知っていましたか?

次回は、日本のペット産業の業種等について書こうと思います。

 

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トイプードル

Maddie’s Fundとは?活動内容は?

読了までの目安時間:約 5分


 

 

今まで数回に渡ってアメリカでノーキルポリシーを

実践している団体について書きました。

今回も引き続きアメリカでノーキルポリシーを

実践している団体について書こうと思います。

 

Maddie's Fundとは?

Maddie's Fund は、日本語でマディー基金です。

 

この基金は、アメリカの億万長者である

デイヴィッドとシェリルのダッフィールド夫妻によって

設立されました。

 

アメリカのソフトウェア企業であるピープルソフト

(PeopleSoft, Inc.)の創業者であるデイヴィッド・

ダッフィールド氏は破産寸前だった頃ペットだった

ミニチュアシュナウザーのマディー(Maddie)に対して

お金持ちになったらたくさんの動物達を幸せにする事で

君の愛にお返しをするからねという誓いを立てていました。

事業の成功により大金持ちになった彼は1994年約束通り

Duffield Family Foundation を設立しました。

そして1997年に彼のペットだったマディが天国に召されました。

その後彼は、名称を現在のマディー基金に改めてシェルターに

収容された身寄りのない動物達の為に莫大な金額を寄付しています。

 

また彼は、1999年から長年サンフランシスコSPCAの代表を務めた

リチャード・アバンジーノを社長に迎え入れてアメリカをノーキル国家に

しようという試み実現の為の様々な補助プログラムを実施しています。

2011年度の実績だけ見ると補助金の対象となった団体は238か所の動物福祉団体や

69か所の動物病院や9か所の大学等です。

総額は1,200万ドル(約12億円)以上でした。

 

マディー基金が具体的に行ってる活動内容は? 

マディー基金が具体的に行ってる活動内容は次の通りです。

 

◊The Shelter Pet Project  

この団体がHSUSやAdCouncilと協働してノーキル運動促進の為に行っている広告活動

 

Treatable Assistance Program

怪我をしていたり年老いた野良犬や野良猫に対する特別補助プログラム

 

◊Medical Equipment Grants

「特定の条件を満たした団体が、医療機器を新たに購入する」際の補助をする

 

◊Maddie's Pet Adoption Days

優秀なシェルターを表彰して補助金を与える

 

◊Maddie's Institute 

学術的な研究を行いシェルタースタッフのみならず一般の飼い主に対して動物に関する

最先端の知識を提供する

 

◊Colleges of Veterinary Medicine

これは獣医学校におけるシェルターメディシン専門のカリキュラムのサポート

 

最後に挙げた シェルターメディシン(Shelter Medicine)は、犬や猫を大量に保護する

施設内における医療です。

これは、「動物が一箇所に密集する」事で生じるさまざまなリスクを回避して心身共に

健康な動物を1頭でも多く譲渡する事を目的としています。

「この研究が始まった」時期は2001年とつい最近です。

しかし現在カルフォルニア州立大学デイビス校を筆頭にコーネル大学やフロリダ大学や

コロラド大学等にこの学部が設けられています。

 

皆さんは、この団体について知っていましたか?

次回は、ヨーロッパ諸国でノーキルポリシーを実践している団体について書こうと思います。

 

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トイプードル

ASPCAはどんな団体なの?活動内容は?

読了までの目安時間:約 4分


 

 

前回は、アメリカでノーキルポリシーを実践している団体を2つ紹介しました。

今回も引き続きアメリカでノーキルポリシーを実践している団体について書こうと思います。

 

ASPCAはどんな団体なの?

ASPCA は、英語でAmerican Society for the Prevention of Cruelty to Animals略で

日本語でアメリカ動物虐待防止協会です。

 

この団体は、1866年4月10日にヘンリー・バーグによってニューヨーク市に設立されました。

設立から9日後の4月19日に動物虐待禁止法案がニューヨーク市で可決されました。

ASPCAにその執行権が与えられています。
当初この団体は、馬や家畜動物に対する虐待や不当な扱いを是正する事に力点を置いていました。

しかしこの団体は、1900年代に犬等の小動物にまで守備範囲を広げています。
ASPCAは1894年から1994年に至るまでの100年間行き場のない動物の殺処分を行う

キルシェルターとして役割を担ってきました。

しかしこの団体は、1993年に「この業務はもはや大衆の理解を得られない」として

ニューヨーク市とこの団体における契約を打ち切り団体の本来の目的である動物愛護や啓蒙の方に

軸足を移しています。

なおこの方向転換は、「ニューヨーク市における動物の殺処分が無くなった」事を意味している

でありません。

1995年から同業務は、Animal Care and Control(ACC)に移管されています。

 

「ASPCAが行っている」主な活動内容は以下です。

◊動物の為の24時間体制のホットライン

◊プロによる無料のしつけアドバイス

◊専任獣医師の配備

◊低所得者層向けの移動式の動物の不妊手術クリニック

◊ペットロスの人に対する心理的サポートサービス

◊動物虐待の監視

 

最後に挙げた動物虐待の監視は、いわゆるアニマルポリスと呼ばれる人達の役割です。

アニマルポリスは、動物虐待を専門に監視して場合によって立ち入り調査を行う人を

指します。

「アメリカのTVチャンネルである Animal Planet が Animal Cops というタイトルで

ドキュメンタリー番組を放映した」為にアニマルポリスの知名度が高まりました。
アニマルポリスと呼ばれる人達は、アメリカ全土ではなくニューヨーク州等法律によって執行権を

保証された州にだけいる限局的な存在です。

「動物虐待に関する捜査権が認められていない」州において動物虐待を取り締まる人は、

日本同様に普通の警察官です。

 

皆さんは、これらの団体について知っていましたか?

次回も引き続きアメリカでノーキルポリシーを実践している団体について書こうと思います。

 

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トイプードル

NSALAやHSUSはどんな団体なの?

読了までの目安時間:約 6分


 

 

 

前回は、アメリカでノーキルポリシーを実践している

団体の一つを紹介しました。

今回も引き続きアメリカでノーキルポリシーを

実践している団体について書こうと思います。

 

NSALAはどんな団体なの?

NSALA は、英語で North Shore Animal League America の略で日本語でノースショア

アニマルリーグアメリカです。

 

この団体は、ニューヨーク州ポートワシントンに本部を持つ世界最大のノーキル団体です。
1944年に設立された当初この団体は、フェンス付のドッグランとガレージしか持たない

小さな動物愛護団体でした。

その後1960年代に「熱心な支持者であったエリザベス・ルーイットと発明家であり実業家

だった夫のアレックス・ルーイットがこの組織に参加した」事によって組織が飛躍的に

拡大しました。

それにより多くのレスキュー団体がこの団体のその傘下に入る様になりました。

1969年にルーイット氏を代表とした North Shore Animal League America が誕生して

ノーキルポリシーの先駆者として数多くの革新を成し遂げています。

 

「この団体が殺処分数減少の為に行っている」具体的な方策は以下です。
◊ペットショップから動物を買おうとする人々を減らす為にシェルターを広告する
◊移動式養子縁組ユニットの導入をする
◊Pet Adoptathon® という里親募集促進イベントをする
◊Tour for Life® という養子縁組を促進して全国を回るツアーをする
◊Adopt-A-Pet.com という養子縁組サイトを運営する
◊SPAY/USA という不妊手術促進プログラムを行う
◊Mutt-i-grees® Movement というミックス種の地位向上イベントをする
◊Mutt-i-grees® Curriculum という教育プログラムを行う

 

HSUSはどんな団体なの?

HSUS は、英語で Humane Society of the United States の略で日本語でアメリカ動物愛護協会です。

 

この団体は、1954年にジャーナリストであるフレッド・マイヤーズによってワシントンD.C.に

設立された慈善団体です。

 

この団体は、動物に苦痛や恐怖を与える様な動物の利用全般に反対していて工場型の畜産や

動物同士を戦わせる事や毛皮の取引やパピーミルや野生動物に対する虐待等を最優先課題として

捕らえられ、HSUSの活動は多岐に渡っています。

 

しかし犬や猫に関わる物だけをピックアップすると以下の様な物があります。

◊サンクチュアリの運営

この団体は、カリフォルニア州とフロリダ州とオレゴン州とテキサス州においてサンクチュアリの

運営をしています。

◊動物愛護教育を行う

この団体は、1960年代から学校において動物愛護に関する教育を行っています。

◊Genesis Awards

この団体は、1986年から毎年動物問題に対する一般大衆の関心を高めた人に対して表彰を

しています。

◊募金

この団体は、組織の予算内1%をシェルターに寄付しています。

◊ロビー活動

この団体は、パピーミル撲滅の為にインディアナ州やミズーリ州やオクラホマ州や

ペンシルヴェニア州やテキサス州等でロビー活動(政治に対する働きかけ)をして法律の制定に

尽力しています。

◊TNR活動

この団体は、2006年以降野良猫に不妊手術を施して元の生息域に戻すというTNR活動に対する

態度を軟化させて協力する姿勢を示しています。

 

HSUSの名を広く世に知らしめた出来事は、ライフ誌と共同で行った犬取引業界の暴露です。

組織の調査員であるフランク・マクマホンが1961年から5年間に渡って犬の取引において

日常化している虐待行為を覆面捜査して1966年にライフ誌上でその調査内容を写真付きで

紹介しました。

「ガリガリにやせ細った犬達が狭い空間に詰め込まれている」というその写真は、一般大衆の

怒りに火をつけて議会に対して法律の改正を求めるという騒動にまで発展しました。

その結果アメリカ合衆国議会は、動物福祉法1966(Animal Welfare Act of 1966)の

前身となる Laboratory Animal Welfare Act を制定しました。

 

 

 

皆さんはこの記事の内容を知っていましたか?

次回も引き続きアメリカでノーキルポリシーを実践している団体について

書こうと思います。

 

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